代価はバラ一輪 ―修道士カドフェルシリーズ(13) (光文社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334761493

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  • 織物商の裕福で美しい未亡人を巡る事件。
    派手さは無いけど、少しいつもと違った大人な内容で、よかった。

  • 手に取れるものから読んでいたので、出版社在庫がないと言われたこのお話が、わたしにとってのカドフェル最後の1冊でした。
    犯人は、途中でピンと来るのだけど、お約束の恋愛模様のほうは、今回は若々しい男女の無鉄砲さはなく物語の終了間際までなんとももどかしい。けれど、静かにしっかり根を張ってから、おもむろに花を咲かせ始める樹は、少しくらいの傷じゃ枯れないんでしょうね。

  • 資産家の未亡人ジュディス・パールが夫の死後、門前通りの屋敷を修道院に寄贈したのは4年前のことだった。毎年、屋敷の裏庭に咲く白バラを一輪、聖ウィニフレッドの移葬祭に届けて貰うことのみを条件として。移葬祭が間近にせまった日に悲劇が起こった。未亡人にバラを届けていた若い修道士が殺害され、ずたずたに切り付けられたバラの木の根方で発見されたのだ。そして未亡人も修道院に向かったまま行方不明に…。

    原題:The Rose Rent (1986)
    訳者:大出健

    現代教養文庫(1993.09)
    光文社文庫(2005.01)

  • 題名がしゃれてますね。

  • 最初に登場したときから、ニールは大のお気に入り。このシリーズで、ヒューに続くいい男だと思うわ♥ 絶対ハッピーエンドになると思って読み進めていたけれど、こういうラストとは…、最後の台詞には思わず涙が。ヤラレたな。続刊でその後がわかるんだろうな?(2009-12-11L)

  • 修道士カドフェル・シリーズ13冊目。

  • 毎年屋敷に咲く白薔薇を一輪届けに来ることだけを条件に、若くして未亡人になったジュディス・パール夫人は、夫との思い出のつまった門前通りの屋敷を修道院に寄贈した。
    白薔薇を夫人に渡す聖ウィニフレッドの移葬祭の迫ったある日、寄贈された屋敷の庭で、傷付けられた薔薇の木の前で修道士が死んでいるのが発見された。
    修道士の死の謎が明かされないうちに夫人の行方が知れなくなってしまい……
    夫人の行方は?そして修道士を殺した犯人は?

  • 未亡人が、自分と亡き夫との思いでの場所である自宅を修道院に寄進、その対価が、その自宅に咲く白いバラ1輪を修道院の祝日に送ること、だけだった。
    この不思議な契約が発端となり、またまたカドフェルの周囲では事件、事件、また事件。

  • 1142年春、しぶしぶやってきた春が盛りを迎えようとする6月、バラの蕾も漸く膨らみ始めた。
    4年前、夫を流行り病で失いその上流産したジュディス・パールは、幸せに暮らした家を修道院にささげた。裏庭に咲く白バラの花一輪を、聖ウィニフレッドの移送祭の6月22日に届けてもらうことだけを代価として。

    裕福な未亡人となった彼女は近隣の男たちの注目を集める存在ではあったが、心寂しい日を送り修道女となることを考え始める。一方、バラを彼女に届ける役目の若い修道士は彼女に心引かれ、罪におののいて告解し役目を免除された・・・
    そしてある朝、ずたずたに切り裂かれた白バラの根元で修道士の死体が発見され、修道院に出かけた未亡人も行方不明になった。バラを切り修道士を殺したものが未亡人を誘拐したのか?それとも?カドフェルや執行長官のヒュー・べリンガーの必死の捜査にもかかわらず、彼女の行方は杳としてわからず、6月22日が近づいて・・・・

    この作品では、殺人事件が2件そのほか誘拐や放火など、久しぶりに血なまぐさい展開となっています。
    そしておなじみの若くて無鉄砲な恋人たちではなく、喪失の悲しみを知る大人のほのかな恋がしみじみと描かれていて、味わい深い。
    モチーフとなっている白バラにふさわしい静かで深い恋ですね。

    この頃のバラは、たいらで底の浅い盃状のもので、花びらの数も少なく、清楚で可憐な風情のものだったとか・・・。

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