有栖川有栖の鉄道ミステリー旅 (光文社文庫 あ 42-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763183

感想・レビュー・書評

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  • 書名の「鉄道」に惹かれて図書館から借りて読破。
    著者の有栖川有栖氏が大阪の人であることは本書で初めて知った。
    昨年、大阪に引っ越してきて今では市内なら位置関係が大まかに分かるので、読んでいて理解がしやすかった。
    また、つい先日第3セクター化している北陸本線も乗ってきたので、そのくだりも大変面白く読んだ。
    鉄道旅物を読むには実際に乗っておくに限る。

    p.196 前川清は「長崎は今日も雨だった」と歌ったが、寺田町のまわりは今日も自転車だらけだった。

    p.197 大阪は夕陽の都なのだ。


    日本に生まれたなら、鉄旅好きになるのは自然!

    狩勝峠
    姨捨
    矢岳越え

  • 短い通勤電車にてちょっとずつ読み進めた。ガタゴト揺れてレールと車輪が摩擦音立てて車窓は見慣れた景色。でも、旅を疑似体験させてもらえた。テツではないが、読んでてホントに旅に出たくなる本だった。面白い。なにより著者の楽しげな筆致、時折感傷を誘う描写にもくすぐられる。鉄道ミステリも殆ど読んでないので、参考にさせてもらおうと思った。

著者プロフィール

1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。

「2023年 『濱地健三郎の幽たる事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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