身の上話 (光文社文庫 さ 11-11)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (471ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763206

作品紹介・あらすじ

あなたに知っておいてほしいのは、人間にとって秘密を守るのはむずかしいということです。たとえひとりでも、あなたがだれかに当せんしたことを話したのなら、そこから少しずつうわさが広まっていくのは避けられないと考えたほうがよいでしょう。不倫相手と逃避行の後、宝くじが高額当選、巻き込まれ、流され続ける女が出合う災厄と恐怖とは。

感想・レビュー・書評

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  • 普通に面白いけど共感性は全くない。

  • 20240410

  • 登場人物誰にも共感できず、誰も愛することできなかったけどなーーーーんかリアルで刺さった
    佐藤正午さん初めて読んだけどおもしろかったです

  • ドラマみて、本も読んで前なぜか好きだった。

  • 冒頭と最後の雰囲気がまるで違う化ける小説だ。
    穏やかに、しかし過激的に、衝撃的にぐわんと変化する。
    全てがまとまった時に、とどめを刺されるように鳥肌が立ちました。

  • 癖のある、ひっかかりのある文体だと思ったが、最後まで読んで納得のストーリー

  • ゾワゾワ感が凄い。最後怖くて鳥肌たちました。

  • 終始ぞわぞわした。登場人物が全員怖い。
    語り手とミチルがどのように出会うのか、物語がどこに行き着くのか、目が離せなかった。

  • 仕事は増えるのに給料は上がらず、希望してないのに電気代だけバカ上がり。今年もサマージャンボの季節がやってきて、あー!1等当たらないかなー!!くそー!! …と思っていた時に手に取った1冊。

    語り部は主人公の古川とどうやって知り合ったのか?という違和感から始まり、高額当選を果たした古川が転がり落ちるように予期せぬ事態に巻き込まれていくのは目も当てられない。自分だったら「当選したお金を持って上司に謝りに行くぞ」と思う一方で、古川の環境にいたらどうするか分からない。

    宝くじの高額当選者は「その日から読む本」をバイブルとして渡されるそうですが、当選を夢見る私のような人にとってはこの「身の上話」が道標になりそう。



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著者プロフィール

1955年長崎県佐世保市生まれ。『永遠の1/2』ですばる文学賞、『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞。おもな著作に『リボルバー』『Y』『ジャンプ』など。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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