約束の地〈上〉 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 114
感想 : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763336

作品紹介・あらすじ

環境省技官の七倉航は、野生鳥獣保全管理センターの八ヶ岳支所に赴任してきた。昔気質の猟師や急進的な動物愛護団体との軋轢、娘・羽純への苛め…。七倉の悩みは尽きない。さらに、老夫婦が野生動物に襲われ死傷。地元猟師が巨大獣に食い殺される事件が。"稲妻"と呼ばれる巨グマの仕業なのか?だが、そこには、稲妻さえもが懼れる怪物の痕跡があった…。大藪春彦賞、日本冒険小説協会大賞W受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 非常に良かったので、購入して再読したい

  • 地球温暖化は、様々な方面に影響を及ぼしている。
    それに加えての乱開発と公害。
    さらに日本では、林業の人手不足による放置林の拡大、高齢化による里山の荒廃などから、農業への被害が拡大している。その一典型が、里山への野生鳥獣の進出。
    そんな現状に、著者が問いかける「いますべての日本人に読んでみていただきたい」、動物小説と冒険小説とを融合したエンターテイメント。

  • (上巻のみ登録)
    環境省野生鳥獣保全管理センターに赴任したキャリア所長が、愚連隊と揶揄される個性的なスタッフと共に
    人と動物が干渉せず自然な棲み分けが出来るように、駆けずりまわって働く(架空の組織です)長編作品。
    起伏に富んだストーリーが満載ですが、単なる冒険談だけではなく、各々の悲しい過去や心のうちがしみてきます。
    が、後半はどうしても『もののけ姫』がよぎりますね。 それしか思い浮かばない。

    行ったことはないけれど、美しい八ヶ岳の風景が目に浮かぶよう。樋口氏の書く大自然、好きです!

  • あまり普段の生活では近くに感じない獣害の話。鳥獣保護官、聞きなれない職業だけれども大変です。保護と駆除、相反するところが難しいところです。
    最後、ミステリーの要素が出てきたので、
    下巻にでどのような展開をするのかが楽しみです。

  • 131210

  • レビューは下巻にて

  • 初めての作者ですが、熊ものっぽかったのでこりゃ見逃せないなと。まだ上巻ですが、熊だけではなくかなり壮大に展開しそうです。下巻に期待!

  • 吉村昭「羆嵐」を期待したらかなり当てが外れたので結構流しながら読んでいたけれど、最終的には手に汗握りながら読み終えた。人間が犯した罪=環境破壊・自然汚染をそのまま体現した巨シシの終盤の姿には本当に恐怖を覚えた。一時期、熊が出没するというニュースが結構目につくようになり、乗鞍に現れたというときは怖いなぁと思ったものの、その背景について考えることはなかったが、フィクションとはいうものの、ここに描かれている野生鳥獣保全管理法の周辺事情や狩猟の位置づけ、自然保護センターの意味などいろいろ教えられることが多かった。ドラマを盛り込みすぎてそれが必ずしも大きな感動へと結びつかないのがもったいない。もっと絞り込んだほうがよかった。てんこ盛りのエピソードの中ではやはりお父さん七倉がベアドッグのダンと心を通わせていく話が好きだな。追記:なんでこの本をブクログ登録してたかがどうしても思い出せず…。

  • 大藪春彦賞

  • 感想は下巻

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著者プロフィール

1960年山口県生まれ。明治学院大学卒業。雑誌記者を経て、87年に小説家デビュー。2008年『約束の地』で、第27回日本冒険小説協会大賞、第12回大藪春彦賞をダブル受賞。2013年刊行には『ミッドナイト・ラン!』で第2回エキナカ大賞を受賞。主な著作に『狼は瞑らない』『光の山脈』『武装酒場』『酔いどれ犬』『ドッグテールズ』『竜虎』『北岳山小屋物語』など。有害鳥獣対策犬ハンドラー資格取得。山梨県自然監視員。

「2021年 『南アルプス山岳救助隊K-9 影がゆく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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