立ち向かう者たち (光文社文庫 あ-33-10)

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  • 光文社 (2011年12月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784334763367

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

様々な人間の内面や人生の選択を描いた短編集で、各ストーリーは独自の視点から人間の愚かさや葛藤を浮き彫りにしています。特に、幼少期の体験がその後の人生に与える影響がテーマとして強調されており、登場人物た...

感想・レビュー・書評

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  • 共通したコンセプトはなく、発表した作品を集めた短編集という印象。読後がスッキリしないものもあり。「作り話」「責任」が良かった。



  • 短篇集。
    全編通して、幼少期の体験が良くも悪くも多分にその後の人生に影響を及ぼすことが表されている。その振れ具合が極端ではあるけども。

    男の愚かさとしょうもなさを素敵に綴った一冊でした。
    とは言え、一篇それぞれの凝縮具合は非常に濃厚だ。
    読んでて、耳が痛くなるというか。痛切。
    ジュブナイル的なラストの一話が、東氏らしくなくて新鮮だったな。

  • 東氏は見て見ぬ振りをするのが普通であるような人間のイヤなところを、そのままハッキリと書いてしまうのが特徴の1つだと思っています。ススキノの便利屋シリーズなら「俺」の正義感とユーモアで帳消しになるところが、本書では救いがないので読後感が非常に悪いです。
    別の解釈もあるかもしれませんが、私は好きになれない1冊でした。

  • 短編集。
    冒頭の「立ち向かう者たち」の
    主人公に共感してしまった。
    何かコトが起こるとこぞって被害者の立場から
    加害者を糾弾するマスコミ報道ばかりの中で
    こういう視線や立場からものが見れるって
    いいなぁと思った。

    「疑惑」には誰もが嫌悪してしまう女が出てくるけど
    その後に「責任」を持ってくるところが良かった。

  • 東さん、路線変更したの?と最初に思った。ススキノシリーズとかが好きな人が手に取ると、この本は少し肩すかしかも。

  • 7年ぶりに読むの再開。我が娘にケガをさせた知的障害を持つ被告の漏らした「それは、俺が、いることを、知って欲しかったから…」という言葉に、傍聴席にいながらいてもたってもいられず、弁護人と被告の兄に、なんとかなりませんでしょうか、と泣いて訴えてしまう男。まだまだ現場でやれるのに、という自負が屈折して、アナウンサーから管理職にされて悪酔いする男、そこに流れてる、レイ・ブライアントの「アフタヌーン・イン・パリ」、店のママが読む岩波文庫の「唐詩選」。地元の子供の通過儀礼となっている橋からの飛び込みがどうしても怖い少年が、漂白の”ケンシの人”との対話で生きることの意味、死ぬことの意味を深く考え、決意する一幕。自分をいじめた者たちへの奮激と屈辱のあまり引きこもる男が、いざ復讐のとば口に手をかけようとすると、当の相手たちから暖かく迎えられ、戸惑いつつも立ち止まるシーン。その場しのぎのやけっぱちで生きてきた女と、自分が正しいと自負しつつ、それを言わなくてもわかってもらおうとして損をし続けてきた男の、A面B面のようなお話。ススキノ探偵シリーズとはまた違って、様々なストーリーを見せてくれる。

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著者プロフィール

一九五六年札幌生まれ。本郷幼稚園中退、本郷小学校卒、東白石中学校卒、札幌東高等学校卒、小樽商科大学中退、北海道大学文学部哲学科中退。
現場作業員、ポスター貼り、調査員、ガードマン、トラック助手、編集者、広告営業、コピーライター、受刑者など諸職を転々。
一九九二年『探偵はバーにいる』(早川書房)で小説家としてデビュー。同作は、一九九三年『怪の会』激賞新人賞受賞。
二〇〇一年『残光』(角川春樹事務所)で日本推理作家協会賞受賞。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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