ぶたぶたは見た (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 432
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763374

作品紹介・あらすじ

四十代の主婦・手島苑子は、交通事故で入院する羽目に。夫と子供たちのためにやって来たハウスキーパーは、なんとぶたのぬいぐるみだった!心優しき中年男・山崎ぶたぶたは、スーパー家政夫にして名探偵。家族につきまとう怪しげな老人、不審な電話…苑子の事故にも疑惑が!?ぶたぶたが事件解決へと乗り出してゆく。家族の絆を温かく描く傑作ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • 子供に読んで欲しい内容でした

    お母さんが元気で家事ができることは当たり前じゃないこと。
    お母さんが元気なうちに一緒に家事を覚えておくこと
    暮らすことの大切さをぶたぶたさんが教えてくれます

    一緒にいてくれる家族がいてくれることは当たり前じゃないからね。感謝しよう!

  • 今回のはちょっとよろしくないと思いますよ。
    家事を妻(母)が一手に引き受け、家族は手伝いもしないなんて家はままあると思うので、それについては今回は何も言いませんが。

    沼口老人の行動はひどすぎです。
    その発端は、自分の家族に対する愛情からなのかもしれませんが、ストーカーのようにつきまとい個人情報を聞きまくったり、何の罪もない少女に嘘をついて傷つけたり、あまりに身勝手過ぎる。

    ネタバレになるからあんまり詳しく書けないけれど、事の善悪の判断ができない人なのですか?
    真っ当な社会人だったんじゃないの?

    あと、今回は文章もひどい。
    「てにをは」や語順について、もう少し練り直して、伝わりやすい文章にするべきです。
    書きなぐり?って思っちゃいました。

  • こちらも見逃していたらしいぶたぶたシリーズ。

    今回のぶたぶたは、ハウスキーパー、家政夫さんです。
    だから「ぶたぶたは見た」なんですねー。

    一家の主婦が交通事故にあって入院するところからストーリーが始まります。
    ミステリー風ですが、いかんせんぶたぶたなのでユーモラスが全面、随所に笑いが。

    家族の幸せとか親子間の愛情とか、いつでもぶたぶたが入るとハッピーエンドです。
    このシリーズは、気負わず楽しく、さくっと読めるのが良いです。

  • 例の2時間ドラマ風タイトルに惹かれ、ぶたぶたシリーズの途中を飛ばして読み。家政夫になったぶたぶたさん、今回もクスッと笑った~。犯人の動機が猪突猛進型でイマイチ共感できなかったけれど、今風の事情なら有り得るかもね。ぶたぶたさんに家事してもらえたらイイだろうなぁ、ってか、その作業現場を見たい。ちっさい体でどう動くんだろ。あー、想像するだけでカワイイ。別の作品も読んで、また癒されよう♪

  • 今回はぶたぶたハウスキーパーです。
    家事をするぶたぶた好きです!!
    ちなみに、食べ物屋さんバージョンが一番好きです。

    毎回、初めてぶたぶたに会った人の反応が面白すぎるのですが、
    今回も笑いました~!
    内心のツッコミが面白すぎです。

    ぶたぶたを知ってる人は普通に振舞う訳なんですが、初めてぶたぶたに会った人はビックリする。その対比もいつも面白いです。
    そしてぶたぶた本人も「大体驚かれるんですけどね」とか普通に言ってておかしいです。

    そしてミステリー仕立てですが、そこはもちろんぶたぶたですから血なまぐさい事はありません。
    最後には心温まるお話となっております。

  • ぶたぶたさんにしては珍しく一冊一話の長編。
    今回はスーパー家政婦のぶたぶたさん。
    事故に巻き込まれた母苑子の助っ人として手島家に通うことに。ぶたぶたさんは事故の真相も解き明かしてくれるのか…
    ミステリー?でも出来るブタさんっぷりを発揮、かつ癒してくれました。

  • ぶたぶたさんシリーズにしては面白みに欠けた

  • 家政夫ときた。
    万能選手のぶたぶたには、確かにぴったり。
    手伝うことと手を出さないことの区別も良識的。
    家族の悩みにも敏感で、踏み込みすぎないサポートをしてくれる。
    頼みたい!週1で我慢するから来て欲しい!
    家の中の事を一手に引き受ける主婦の突然の不在を、ぶたぶたの手を借りながら夫や子供たちがどう乗り切るか?それだけでも充分楽しめそうなお話しなのに、もう一つ別の家族の事情まで絡んで、奥行きを増す。親が子を心配するのは当たり前、でも、方向と程度を間違えないよう、気をつけなきゃいけないな。ぶたぶたに軌道修正の手助けをしてほしい。

  • ぶたぶたさんが家政夫でもあり、探偵でもあり面白かったです!
    探偵になりきっているわけではなく、あくまでも人の心に寄り添って、あまり突っ込みすぎることはしないという姿勢が素敵だなぁと思いました!

  • ふらふらしているところを事故に遭い、母親が入院した。家族が聞いたのは、実は事故ではないかもしれないということ。本当にこれは故意の出来事なのか?ミステリ要素も加わり、中編ぐらいの長さの話だったけど、いつものぶたぶたさん調はそのまま。

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著者プロフィール

一九六四年、埼玉県生まれ。八五年、矢崎麗夜名義で星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞し、八九年『ありのままなら純情ボーイ』で作家デビュー。主な著書に「ぶたぶた」シリーズ、「食堂つばめ」シリーズ、「NNNからの使者」シリーズ、『あなたのための時空のはざま』など。

「2022年 『おいしい旅 想い出編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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