木枯し紋次郎(上): 生国は上州新田郡三日月村 (光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (571ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763541

作品紹介・あらすじ

汚れた合羽に三度笠、口にくわえた長楊枝が、哀しい風の音を鳴らす。人呼んで"木枯し紋次郎"-上州の貧農に生まれ、十歳で家を出て、世間に背を向け諸国をさすらう、孤独な旅鴉。'70年代にテレビ化され、「あっしには関わりのねえことで」の名台詞で一世を風靡したスーパーヒーローが帰ってきた!シリーズ百作品から十編をえりすぐったベスト・オブ・紋次郎。

感想・レビュー・書評

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  • 時代小説は宮本武蔵以来ほとんど読んでいないジャンルだ。10編の作品を編んだ作品集の上巻。
    木枯し紋次郎は中村敦夫主演のテレビドラマ等で世に知られているとのことだが、ほとんど記憶になかった。しかし三度笠、長い楊枝を加えているという描写ですぐにその姿を想像できた。なんで知っているのだろう。
    時代劇らしいと言っていいのだろうか、毎作品最後にチャンバラがあるのだが、悪人をヒーローがやっつけるような勧善懲悪というわけではない。
    義理だったり成り行きで命のやりとりになってしまうのだが、そもそも紋次郎は「間引かれ損ない」という出生、流浪の渡世人、表情もあまりない、という主人公とは思えない非常に暗い設定。どこまでも孤独な主人公が淡々と描かれている。
    暗い影がある主人公として、ブラック・ジャックやゴルゴ13なんかを思い出したが、もちろんどれとも違う。しかしこういったニヒルな主人公には魅力的なキャラが多いと思った。

    あとがきで群馬県に三日月村というテーマパークがあるということで調べたら、その中に「かかわり~な/木枯し紋次郎記念館」という施設があるらしい。「あっしには関わりのねえことで」から?

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