窓鴉: 式貴士抒情小説コレクション (光文社文庫 し 32-2)

著者 : 式貴士

• 光文社 (2012年2月14日発売)

感想・レビュー・書評

[ニャ～さんの感想 · 2014年9月23日]

「カンタン刑」「ヘッド・ワイフ」で、その発想と奇想天外な世界を描く筆致に魅せられた。本作は「カンタン刑」の載っていた短編集とはまた違い、タイトルの通り叙情的でロマンティックな作品が多かった。「Uターン病」「マスカレード」「天中花」が特に好み。

[potmanさんの感想 · 2013年1月13日]

式貴士のメロウなＳＦ短篇集

どのようなものか読んでみたと思ったのだが、かなりセンチメンタルな内容が強く、ＳＦと言って結局人を書くものであるというのが強く出ているような作品が多かった。面白い着想もあったが、
なんとも、物寂しい読後感だった。

[おおたかの森のコロボックルさんの感想 · 2012年3月15日]

あとがきと最初の短編を読んで、読む気をなくす。女性を虐めるグロテスクな小説は好まない。