仇討: 吉原裏同心 16 長編時代小説 (光文社文庫 さ 18-38 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2012年3月13日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334763763
作品紹介・あらすじ
年が明けた「御免色里」吉原で、客の懐中物や花魁の櫛笄が次々に盗まれた。悪童たちの仕業と、さっそく捕縛にあたった吉原裏同心・神守幹次郎だったが、その背後にさらに大きな勢力の影がちらつく。吉原に触手を伸ばす勢力に、幹次郎の剛剣がうなり、新必殺武器の小出刃が飛ぶ。そしてまた新たに、吉原を大藩との騒動に巻き込む問題が-。会心のシリーズ第十六弾。
感想・レビュー・書評
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小僧との約束を守り吉原での筆下ろしにはわらってしまった。吉原会所の人達含め善人が多く出て来ると安心出来る。小出刃が武器となったかと思ったが、ついに舞台での見世物にまで登場するとともに、主人公を慕う人がまた増えた。うらやましい・・
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相変わらずモテモテの幹次郎。何だか自分もモテるんじゃ?って気になってくる。そして竹松の一件で現実に戻される。いつまでも夢は見ていたいものだ。
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今回は著者から番方へのお祝いの気持ちもあってか、比較的穏やかな内容でした。
危うく一線を越えそうになる場面にハラハラさせられましたが、この先麻さんに悲しい運命が待っていませんように願うばかりです。
竹松君もおめでとう! -
吉原浦同心は都合により第16巻からの読み始めとなったが、佐伯泰英の時代小説は面白い。ただ、使われる漢字が少々難しい。
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ラストで
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吉原で出会ったがウン年目…といった感じで身内の仇を追いかけていた男と御家を出た男が吉原で対決することに。
追いかける方も吉原に通っていたのも偶然ならば、追いかけらる方も偶然吉原にいたのが運の尽き。
仇を討つまで帰れないし、お家再興もできずといった仇討もろくなしきたりじゃないよね。
正月の出刃投げ芸に参加の幹次郎。
正月早々スリが横行してその始末に追われる吉原会所の面々。そのスリ集団の黒幕は思ったより小物だったかな。
いろんなところからいろんなやつが吉原の権限を狙っているんだね、というお話。
唯一、小僧の竹松の筆下ろし騒動は笑いました。そんな真面目に計画するのものなのね…。 -
最初の頃にあった全体的な流れって云うのが余り感じられないようになってきた。事件はいろいろあるんだけど、全体的な繋がりがなく、いつまでも続きそう。まあ、それはそれでいいのかも知れないが・・・
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内容(「BOOK」データベースより)
年が明けた「御免色里」吉原で、客の懐中物や花魁の櫛笄が次々に盗まれた。悪童たちの仕業と、さっそく捕縛にあたった吉原裏同心・神守幹次郎だったが、その背後にさらに大きな勢力の影がちらつく。吉原に触手を伸ばす勢力に、幹次郎の剛剣がうなり、新必殺武器の小出刃が飛ぶ。そしてまた新たに、吉原を大藩との騒動に巻き込む問題が―。会心のシリーズ第十六弾。
~9月22日 -
仇討で追うのも追われるのも悲惨だなあ。