私の庭―北海無頼篇〈下〉 (光文社文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334763855

作品紹介・あらすじ

やくざの親分・鐵五郎の養子となった元介は、札幌に向かい騒動を巻き起こす。やがて飛蝗の害を軽減する方法を入植者に伝えるため女郎の琴浦と旅へ。結局、飛蝗は防げなかったが、父・権介の元を訪れた元介は、困窮するアイヌや入植者のために祖父のもとにある黄金を使おうと決心する。幕末から明治の北海道を舞台に男たちの躍動する人生を描き切った巨編、完結。

感想・レビュー・書評

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  • 私の庭シリーズ完結編でした。
    3編の読み応えは十分でしたが、気づけば読み終わっていたという感想です。

    元介は若過ぎるため、若干違和感を感じましたが、権介の超人的描写により押し切られました。

    権介の判断とか考え方は、結局爺の影響が大きいとはいっても、蝦夷を自分の庭と捉える権介独自の思考はアイヌの影響を強く受けたのだと思いました。

    実際のモデルはあっても、そこからの飛躍が花村萬月らしく、私の庭シリーズはボクの中に深く刻まれた小説となりました。

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著者プロフィール

花村萬月(はなむら まんげつ)
1955年、東京生まれ。1989年、『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。1998年、『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、同年『ゲルマニウムの夜』で第119回芥川賞、2017年、『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。

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