女の陥穽 (光文社文庫 う 16-12 光文社時代小説文庫 御広敷用人大奥記録 1)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764050

作品紹介・あらすじ

八代将軍となった徳川吉宗は幕政改革に乗り出した。手はじめは贅沢三昧をしてきた大奥の粛正。そのため以前、勘定吟味役として利用していた水城聡四郎を御広敷用人として登用した。吉宗の密命を実行せんと調べ始めた聡四郎の前に「影」が立ち塞がる。一放流の達人、聡四郎は密命を成し遂げられるのか。待望の「水城聡四郎」新シリーズが壮大なドラマとともに登場。

感想・レビュー・書評

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  • 我が国には時代劇というカテゴリがあり、少なくとも20年くらい前の時代には、特にテレビで多くの人に鑑賞されたと思う。それが、テレビ化された名作だけではなく、さらに多くの小説が作られていたようである。そこで、図書館の日本文学棚を調べてみた。
     この本は、江戸時代、将軍吉宗のころの大奥を舞台として、吉宗による行政改革と大奥の女性たちの生活や改革への抵抗活動などを述べたものである。それが、大奥の体制、建物、生活、経済などをなるべく当時の資料に基づいて正確に、しかも華やかでドラマチックに語られている。
     こういった作品はもっと普及するといいなあと思うが、やはり文章よりもビデオで鑑賞したい。その方が豪華さや現代との違いなどもよくわかるはずだ。しかし、制作するのは容易ではない。そうやって考えると、大河ドラマのコンテンツは宝である。

  • 登場人物が多くて、関係性を理解するのに時間がかかりそう。
    水城の勘定吟味役の頃のシリーズを先に読んでおけばよかった。

  • 新しい時代小説の作家さんを求め、上田秀人先生に初挑戦。

  • 聡四郎のその後なんですね。続きが楽しみ。

  • 上田さんのおかげで 時代小説にはまりだしました。
    これまで 幕府といえば老中 大目付 町奉行しか知りませんでしたが、綱吉 吉宗 定信の周りに 色んな役人 職が有ることを知りました。

  • 勘定吟味役異聞の続編の新んシリーズ第一弾
    吉宗の命で御広敷用人に
    大奥と伊賀者、吉宗の対抗勢力との対決の開始

  • 水城復活!
    前シリーズ半分読んだだけで次のシリーズ開始!
    「ワイルドだろ~」(古い)
    今度は八代様の走狗として不器用に戦います
    まずは大奥へ圧力
    迷惑なのは水城なんだが・・・

  • 22

  • 八代将軍吉宗の時代。改革に伴う大奥との争いに巻き込まれた旗本が主人公。シリーズで展開されるらしいので、続きが楽しみ。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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