リアル・シンデレラ (光文社文庫 ひ 18-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764296

感想・レビュー・書評

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  • ネグレクトと解離性障害の話でもある、と思った。
    主人公の泉のことを理解はできないけど、
    尊敬する。
    痛々しいけど正しく生きた人だと思う。
    ただ、与えられた環境から逃げようとしなかったのはどうしてだろうと考えてしまう。

  • 泉の幼少時代には同情して涙が止まらなかった…笑 泉の純白さ心に響きました。
    ただ最後は残念。

  • 私は苦手

  • 泉はしあわせかもしれないけど、腑に落ちなくてもやもやした

  • 第143回直木賞候補作。
    (同じ回に天地明察や小さいおうちがあり、直木賞は小さいおうちが受賞)

    タイトルと内容が乖離していると物議を醸した。
    (まぁ北方謙三が勝手に言ってただけだが)
    文庫本だと後書きに姫野カオルコの説明(反論)が載っていて非常に面白い。
    また好き嫌いがハッキリするのもこの作品の特徴。(ちなみに選考委員の宮部みゆきは本作がイチオシだった)

    この作品のどこが“シンデレラ”なのか、捉えられれば感ずるものは大きい。
    女性と男性で感じ方も違うんだろうな。

  • 感想を書くのが難しい…。ある平凡な女性を、彼女にかかわる周囲の視点から描いた本。小説だがルポ形式になっている。
    本人は幸せだったのか?がテーマ。幸せの価値観は人によって違い、人から見て幸せでも本人はそうでなかったり、逆も然り。
    倉島泉という女性はマザーテレサのよう。長野弁も素朴でいい。美人で何でもできる妹の陰になりながら、他人の幸せをひたすら祈る。

  • 脇役からの証言で、主人公の人物象を描いていくやりかたの 短編連作って大好きなので(有吉佐和子の「悪女について」とか、三浦しおんの「私が語りはじめた彼は」とか)これもそういうのかなー。と思ったんです。
    途中までは面白いと思ってたんだけど、以降、白けた。

    「倉島泉。複数の関係者から話を聞いた私は、彼女に興味を持つ。多くの証言から浮かび上がってきた彼女の人生とは? 本当の幸福を知りたい人に贈る、姫野カオルコ待望の長編小説。」
    とあるので、かなり期待していたんですが。
    特にラストはねェ。
    あと、題名は変えたほうがいいと思います。「リアル・シンデレラ」じゃないですよね。あとがきも言い訳っぽくて好きじゃないです。

    ☆2つ・・・とも思ったけれど、確かに途中までは面白かったので、☆3つに。

  • ひとりの女性について他人の記憶を頼りに記録されていくお話し。
    女性の容姿、人格について語る他人の印象はさまざま。
    さまざま視点を読みながら、こちらは想像が膨らみ彼女に親しみを感じていく。

    不思議なお話しだけど、終わらないでほしい程面白い一冊。

  • シンデレラが周りの人の方が目立つと冒頭であったように倉島泉よりも周りが目立つ話だった。泉は幸せだったのかな?何だか少し悲しい読了感。

  • ひきこまれるう。結末が納得いかないけど馬車に乗って天へ向かったのかなあ

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著者プロフィール

作家

「2016年 『純喫茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姫野カオルコの作品

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