インビジブルレイン (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 459
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764333

作品紹介・あらすじ

「姫川玲子シリーズ」第4作、2013年公開の映画「ストロベリーナイト」の原作小説が文庫化!

感想・レビュー・書評

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  • 姫川玲子警部補シリーズは大好き。
    この本も面白くて一気読みしましたが…
    ただひとつ、姫川玲子はやっぱり菊田の方がお似合いだと思うのは私だけか…

  • 姫川シリーズ第四弾 うーん面白かった!
    映画も観ましたが、若干内容が違うんですね。
    やっぱり原作ありき。心の声や何故そう動くか、その理由などが分かるし、本で読むほうが断然好きです。

  • 柳井健斗の家庭の複雑さ。
    父親と姉の近親相姦。
    姉が殺され、父親が犯人とされることで、
    父親は 警官の拳銃を奪って、自殺。
    柳井健斗は、姉を殺した犯人を追いかけ殺そうとする。
    警察の無線を傍受して、情報屋になることで、
    牧田と知り合いになる。

    柳井健斗を追いかける姫川。
    警察の上層部から、柳井健斗を捜査するな
    というお達しがあるが、姫川は単独で捜査する。

    姫川は、その中で、牧田とであう。
    長身で、さりげない服装で、不動産屋と自己紹介する
    たがいに一目惚れする。
    ヤクザとわかっても 
    その感情をとどめることはできなかった。
    結末は、あっけない。

    雨が降っている中での、姫川の心の動き。
    姫川のアイデンティティが大きく変わったような気がする。
    警察官である意味を常に問う姫川が、喪失した。
    姫川に理解のある上司、和田、今泉 そして 下井。
    警察の不祥事として、処理される。
    ちょっと、姫川班の影が 薄かったね。

  • 面白かった。

    和田も今泉もめちゃくちゃかっこいいやん。和田の会見で肩を震わせて泣いてた記者。自分も泣いてしまった。

    姫川と牧田の恋も。姫川が菊田以外の男に惹かれるなんて、と思ったけど、気持ちは分かるなあ。

    ハッピーエンディングではなかったけど、それぞれ良いところに収まったのかな。

  • 姫川玲子シリーズ第4弾。昔一家に起きた悲しい事件に端を発した恨みがヤクザの世界に繋がり、殺しに繋がっていく。普通のミステリって犯罪を犯してしまった人の心情にfocusがあったり、あるいはその真実に迫る部分を徐々に解き明かして行ったりするのが多いのだが、この作品は姫川玲子と牧田の恋愛模様が中心になっているところがユニークだなと思う。そして誤解から生まれた悲しい結末、チームの解体、これからどう這い上がっていくのかが次回の作品に期待される。

  • おちてゆく、光の欠片が。
    雨音とともに、おちてゆく。

    そんな感じの余韻が残った、姫川玲子シリーズ・長編第3弾。
    映画を観に行く前に、と何とか一気読みしてみました。

    イロイロと織り交ざった雨糸がどこか、せつなくて。
    誰にとっても雨なのか、そして、その雨は温かいのか冷たいのか。

    そんな感傷に引きずられたのか、ラストの哀切さもまた一段と。
    次作『ブルーマーダー』、俄然気になってきました。。

    で、映画もようやく鑑賞、細かい設定は異なりますが、大枠は同じで。
    テーマ曲の入り方が秀逸だったなぁ、、あとは「レイン」の表現も。

    なんとなく菊田(西島さん)がカッコよすぎだ!と思ったくらいで、
    大沢さんを含め、いい男がそろい踏みでした、、豪華ですね~

    個人的には、ガンテツ(武田さん)がいいなぁ、なんて。

  • めちゃ面白かった!!一気に読んでしまいました。これが映画化されるんだよね~。見に行かなくちゃだわ^^

  •  私のイメージしていた姫川とは全然違うイメージの人になってしまっていた長編。
     今までは刑事の中に姫川がいる感じだったのですが、今回は姫川の女の部分が思い切りあらわになった話でした。
     個人的には、姫川はただの女になってしまっているし、事件で守らなければならなかった人を守れてないし、本当に、いつもの姫川らしくなかった。
     まあ、「らしい」というのも私の勝手な思い込みなので、失礼な話かもしれませんが……。
     でもこれは、作者さんが男の人だからこういう話になったような気もしています。たまには女らしい姫川を……ということだったのかもしれないですけど、いや、本当、個人的にはあんまり嬉しくなかったです。
     というわけで、登場人物の様変わりが個人的に好きになれない話でしたが、物語としてはすごく読み応えがありました。
     ここまで姫川を好きになっていなければ、「ふーん」ですませたところ……。

  • 「インビジブルレイン」
    姫川班の転換点。


    映画ストロベリーナイトの原作である「インビジブルレイン」(「インビジブルレイン」なのにタイトルがストロベリーナイトだったのか不明で且つ映画と内容は全然違うとのこと)。


    これまで姫川玲子は、警視庁や姫川班という後ろ盾があった中で活躍していたのに対し、本作では警視庁上層部の圧力に晒され、誰にも頼れない状況下での姫川の単独捜査(というか単独捜査はいつも通りな気がするが)、そして彼女自身(というか謎の)のラブロマンスが描かれる。本作をもって姫川班、ひいてはシリーズの転換点とも言える結末を迎えることになります。まさに色々ある姫川玲子シリーズ第4弾である。


    暴力団末端が殺されるチンピラ事件に「犯人は柳井健斗」というタレコミ入る。しかし、上層部から柳井健斗に関しては捜査しないよう指令が入る。警察は柳井健斗の姉が殺された事件で父親を容疑者と断定し、取り調べを敢行。結果、父を自殺に追い込む形となった因縁の事件があった。過去の事件が明るみに出ることを恐れ、上層部はかん口令を敷いたのだ。上層部の指令を当然理解できない姫川は、姫川班に柳井健斗を追求しないことを伝え、自身で単独捜査(と言うものの肝心の柳井健斗情報は、姫川班の石倉から聞き出す)を始める訳ですが、この捜査がラブロマンスに繋がっていく。


    このラブロマンスの相手は牧田勲。極清会会長。石堂組若頭補佐。幼少時代に父親を暴力団関係者に殺され、母・娘共に失った辛い過去がある。その復讐を達成し、服役。出所後、石堂に気に入られ世話にもなり、自身も石堂を慕い極道の世界に入ることになった経緯がある。身長は192cm、アラフォーの男である。


    確かに牧田はカッコいい。が、極道は極道だ。だから極道とばれる前に牧田と恋に落ちるのは、可能性としてはアリだとしても、牧田が極道と分かった以降は少しくらいは葛藤があってもよさそうなもの。でも、そんなに葛藤が無いんですよね。あんなに惚れちゃうものかね?と。仮にこのまま牧田が生き残ったとしたらどうするつもりだったのだろうか。どちらも一目ぼれのような形で惹かれ合っていくのだが、それが腹落ちしない。


    今回は、姫川よりも和田課長の方が印象が強い。柳井健斗が追求されることで自身の首が飛ぶ可能性がありながらも姫川の単独行動を許可し、最後の会見では親しい記者を利用して柳井健斗の父を自殺に追い込んでしまった事件に関する捜査不手際を告白する。そして、自身の保守しか考えない長岡との差し違えを実現し、警察庁を去っていく。最後には、姫川に金言を残していく。


    今回は、この渋い活躍に軍配。

  • 2018.9.5読了。
    面白かったけど、悲しい結末だった…せめて玲子の恋がもう少し発展して欲しかったなぁ。

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著者プロフィール

誉田 哲也(ほんだ てつや)
1969年、東京都生まれの小説家。学習院中・高等科を経て学習院大学経済学部経営学科卒業。卒業後にミュージシャンを目指していたが、椎名林檎の存在で断念。格闘技ライターを経て作家活動に入る。
2002年、『妖(あやかし)の華』でムー伝奇ノベル大賞優秀賞を獲得しデビュー。2003年『アクセス』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。
代表作は、映画化もされた『武士道シックスティーン』に始まる「武士道」シリーズ。姫川玲子シリーズの『ストロベリーナイト』はドラマ化・映画化された。ほか、『ジウ』シリーズ、魚住久江シリーズ『ドルチェ』『ドンナ ビアンカ』や、『ケモノの城』『プラージュ』などがある。

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