エコイック・メモリ (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 379
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764463

作品紹介・あらすじ

動画投稿サイトに忽然と現れた、四つの映像。『回線上の死』と題されたその不鮮明な映像には、四人の男女が残酷な方法で殺される様子が映し出されていた。悪戯?それとも本物なのか?期限付きの捜査を命じられたクロハは、映像の中の音に、奇妙なずれがあるのに気付く…。圧倒的な緊迫感と、想像を遙かに超える展開。熱狂的支持を集める「クロハ」シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 『プラ・バロック』に続くクロハ・シリーズ第二弾。現実と虚構が織りなす怪しい雰囲気の警察小説。今回は前回にも増して謎の多い残忍な事件。ストーリーは非常に面白いのだが、画像が浮かばないんだよな。登場人物の片仮名表記が虚構を強めてるのかな。

    それが、作者の狙いか。

  • 動画投稿サイトに忽然と現れた、四つの映像。『回線上の死』と題されたその不鮮明な映像には、四人の男女が残酷な方法で殺される様子が映し出されていた。悪戯?それとも本物なのか?期限付きの捜査を命じられたクロハは、映像の中の音に、奇妙なずれがあるのに気付く…。圧倒的な緊迫感と、想像を遙かに超える展開。

  • 女刑事クロハシリーズ第2弾。
    前作がなかなか面白かったので続編も読んでみることに。
    あの過酷なラストから1ヶ月しか経過していないというのに驚きと同情を覚えてしまった。
    心の傷が癒えぬままのクロハに襲いかかる凶悪事件。肉体的にも精神的にも追いつめられ、仮想空間に降る冷たい雨さながら、どんよりと垂れ込める灰色の雨雲…。
    ラストに向けては引き込まれたけど、それまでが長く辛く、ちょっと分かりにくくもあった。

  • 前作同様にせっかくいい内容の事件(題材として)が起こり、どんな結末かと期待が膨らむも、無駄に長いうちに曖昧な感じに。 片仮名表記のせい?たまに出てくる人物が「あれ、誰やったっけ?」、やはりキャラは漢字の方が覚え易い。

  • シリーズ第1弾「プラ・バロック」でたった一人の姉を失ったクロハ。
    彼女にとって姉はただ一人の理解者であり、自分を偽らずにいられる相手だった。
    そして、姉が遺していった忘れ形見のアイは、クロハが生きる理由となった。
    動画サイトにUPされた「回線上の死」と名付けられた複数の映像。
    殺害される映像は果たして偽物なのか現実のものなのか、警察も判断できずにいた。
    娯楽用途に流通させる目的で行われた実際の殺人の様子を撮影した映像は「スナッフ映像」というらしい。
    ずいぶん前に「タフ」という映画を見たことがある。
    見知らぬ者同士が殺しあう映像が作品の中で大きな役割を果たしていた。
    「エコイック・メモリ」でも同様に、次々とUPされる動画が、物語の中で重要なキーアイテムとなる。
    不自然に差し込まれた音声に気付いたクロハ。
    やがて発見される土に埋められた複数の死体。
    まるで試されるかのように変化していく殺害方法。エスカレートする残虐さ。
    何かを隠すために上から別のものをかぶせるか。
    それともまったく消去してしまうか。
    音声に隠された犯人の周到さと、自己満足の歪んだ正義。
    犯人を追う警察と復讐者の影。
    スピード感のある展開で飽きさせない。
    私生活では義兄との間にアイをめぐる争いが起こり、捜査の合間を縫って調停に足を運ぶクロハ。
    孤独なクロハにとっては特別な存在のアイだったが、クロハが最後にした決断はやはり彼女らしいものだった。

    独特の着眼点を持ち、猟犬のような犯罪への嗅覚を持っているかのようなクロハ。
    次回作があるならばぜひ読んでみたい。

  • 結城さんの2冊目。
    いいね!!!!!!

    インプリンティング  だっけ?
    刷り込み現象・・・・。

    警察小説にのめり込むきっかけとなったのが誉田哲也だったためか、「芯の強い女刑事」ものが、最高に好き。

    本作も。

    これでもか、と追い込まれる絶望的な状況に敢然と立ち向かう姿が、見ていて気持ちが良い。それでいて、主人公が感じるであろう恐怖や人間的な弱さもしっかり描かれているのでリアリティがあってよい。

    個性ある脇役たちも魅力的だし、続編にも期待。

    ★4つ、8ポイント半。
    2016.06.30.新。

    ※近未来感のあふれる世界観なのに、コートを「外套」と・・・・昭和初期か!?!

    ※「キリ」の正体は???

    ※「ミハラ」が、実は悪い人間ではなかったという点が、、、、、、辛いね。

  • 2018.1

  • 動画投稿サイトにあがった殺人の映像。本物かいたずらかも分からない。主人公が期限付きの捜査を命じられる。

    今回も面白かったです。分厚い本でしたが一気読みでした。プラ・バロックよりも裏社会の存在が大きく、前作とはまた別の悪意がありました。クロハシリーズは暗い雰囲気で犯人がサイコパスっぽいのが多いのでしょうか。

  • 「プラ・バロック」読了後、このシリーズに対する自分の中の感覚をそのままにしたくてすぐ読んだ。今回も、スナッフ映像から始まる事件そのものはすごくそそられる…けど、まあ長いよな。前作よりは、クロハのキャラは安定してきた感じ。人間味が結構出てくる。でもやっぱり、前作も思ったけど伏線がわたしには分かりにくくて、長いし、ん?なんだっけ?みたいなところが多々あって結構疲れた。何かいろいろまどろっこしい。単純に、分かりにくいんだな、表現とか文章の感じが。あんまり本読んでてその情景が頭に浮かんでこないってないんだけど。ほとんどの場合、自分の頭の中に正確ではないけど、そのお話のその場面の、情景・景色・空気感とかいろいろ、浮かんでくるんだけど…このシリーズに関しては未だスッと浮かんでくる場面がないんだな…。どういうこと?って思う部分が多い(笑)最後の対決シーンも、あれ何かこんな感じ前にもあったような…って感じで、何かハラハラ感に欠けるような。とりあえず、次も読みます。

  • 『プラ・バロック』の続編。

    たぶん、陰鬱とした雰囲気が、この小説の売りなんですね。

    「面白い?」と聞かれれば、「あんまり」と答えるだろうし、「面白くないの?」と聞かれれば、「そうでもない」と答えます。

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