王子二人: アルスラ-ン戦記2 (光文社文庫 た 24-6 アルスラーン戦記 2)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764500

感想・レビュー・書評

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  • ネタバレ アニメーション版が大分進んできたので読破(ここからは時間が有れば追い越しそうな気がするが)。パルス東方国境のペシャワール城への逃避行。◆ヒルメスとナルサスの国王論の件がカットされていた(多分)のは納得いかない。ナルサスこそヤン・ウェンリーの思想的後継(そして、ヤンが望んでも決して得られなかった理想的な君主を持てた)とも言うべき存在だと明快に示す箇所だからだ。◇いや逆に言えば、著者の著者らしさを感じさせたところか。◆エラム・ギーヴとアルスラーンが逃避行する件は皆の信頼関係を深めさせる上で意味ある見事な描写。というか、個人的に大好きなシーンだ。

  • 2016/9/21購入

  • アニメや漫画と比較しても(架空の)第三者の視点が強いように感じました.表情が分からないので,アルスラーンはこんなに複雑な心境でどういう顔をしているのだろうと想像しながら読んでいました.アニメや漫画だと表情や感情が伝わってくるので,そのままの状態を受け入れればいいのですが,小説ではそうではないように思います.自分の中で思い描いた各キャラクターの動き,表情,心情,そいったものを想像しながら読むのが楽しいです.

  • 寸前のところで出生の秘密は明かされない… 
    憎いやり方だ…(笑)
    嫌でも次巻への期待が高まる…

    登場人物それぞれが魅力的で、まだ若い彼らが今後どんな活躍をし、どんな成長を遂げるのか楽しみだ。

  • 「アルスラーン 王子二人」

    次第に明らかにされていく王子の身分。
    本当は王子ではない??

    頼りになる仲間と共に王都を立て直すべく戦っているけどどうなるのかしら?

  • アルスラーン王子が奴隷を解放した時の気持ちと、奴隷たちの反応。

    このへんが田中芳樹さんらしさかも。

  • リーダーとしての風格。
    上に立つ人間は、謙虚でなければならない。
    アルスラーンにはヒルメスにない純粋な人を民を部下を思う心がある。
    人を惹き付ける。

    物語も面白いが、アルスラーンの人を惹き付ける人格も読んでいて感じるところがあります。

  • 2015 10 9

  • 遂にアルスラーンとヒルメスの対面、そしてバフマンの叫び…。最後の最後で続きが気になってしかたがない…!
    この巻はペシャワールに向かう途中で、アルスラーンとギーヴ・エラムの距離が縮まるのが好き。それにこの巻から、奴隷解放などを通じて、アルスラーンが悩み、“王”としての自分の考えを強く持つようになり、成長していく姿が存在感が出てきてかっこいい。
    ただ、魔導士が出てくるところは、この話が戦記物として十分面白い分、ファンタジー(それもこの話の大事な要素だけど)「すぎる」部分は少し苦手…。

  • 淡々として読みやすい。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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