惜別―鬼役5 長編時代小説 (光文社文庫 さ 26-9 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2012年8月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334764548
感想・レビュー・書評
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悪を正す。
やはり人気が出る要因
まだまだ続く鬼役、いつ飽きるだろう私は詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
又もや、橘右近から、吉原の冥加金三千両の強奪の真相を見つけ出せとの命を、矢背蔵人介は、指令される。
金の行方を調べるうちに、蔵人介のかっての親友の神尾鉄之進が、浮かび上がる。
免許皆伝、どちらも、実力の拮抗したもの同士の真剣勝負。
釈迦の教えの「無常迅速」という軸が、物語るものは、、、人の命は、短い。だから、今を大切に生きなければいけない。
その軸の前での戦いである。
何かしみじみと、感じる。
そして、百姓一揆の打ちこわしに、裏があることに、、、お救い小屋は、その後、誰の手になるのか、、、
市之進の見つけた、お相手は、元御目付け役 脇坂十郎左衛門の次女 錦。
当主は、切腹で断絶、綾辻家には何も、恩恵や益が、無いのだが、それでも、錦を嫁に決めた所は、市之進の良い所である。
何故か、最後のページの、蔵人介と幸恵もほっこりで、終わっている。 -
まだ家族に打ち明けないんですね。
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鬼役5巻目。
今回は最初からなかなか衝撃的な毒に(毒というより腐ってる)当るというところからのスタート。
吉原の冥加金強奪事件に幼馴染の友、神尾が関係しているという話…
というのが大筋の流れ。
城の中と百姓、平民との格差社会が大きく打ちこわしが多かったというけれど
この打ちこわしが様々な利権が関与しているみたいで。
まぁ無事に義理の弟、市之進は結婚出来たので
なによりですわ。
女性陣は相変わらず凄まじい気迫。 -
なかなかです。
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第五弾(/「鬼役 矢背蔵人介 秋色の風」の加筆改題)