惜別―鬼役5 長編時代小説 (光文社文庫 さ 26-9 光文社時代小説文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764548

感想・レビュー・書評

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  • 悪を正す。
    やはり人気が出る要因
    まだまだ続く鬼役、いつ飽きるだろう私は

  • 又もや、橘右近から、吉原の冥加金三千両の強奪の真相を見つけ出せとの命を、矢背蔵人介は、指令される。

    金の行方を調べるうちに、蔵人介のかっての親友の神尾鉄之進が、浮かび上がる。
    免許皆伝、どちらも、実力の拮抗したもの同士の真剣勝負。
    釈迦の教えの「無常迅速」という軸が、物語るものは、、、人の命は、短い。だから、今を大切に生きなければいけない。
    その軸の前での戦いである。
    何かしみじみと、感じる。

    そして、百姓一揆の打ちこわしに、裏があることに、、、お救い小屋は、その後、誰の手になるのか、、、

    市之進の見つけた、お相手は、元御目付け役 脇坂十郎左衛門の次女 錦。
    当主は、切腹で断絶、綾辻家には何も、恩恵や益が、無いのだが、それでも、錦を嫁に決めた所は、市之進の良い所である。
    何故か、最後のページの、蔵人介と幸恵もほっこりで、終わっている。

  • まだ家族に打ち明けないんですね。

  • 鬼役5巻目。
    今回は最初からなかなか衝撃的な毒に(毒というより腐ってる)当るというところからのスタート。
    吉原の冥加金強奪事件に幼馴染の友、神尾が関係しているという話…
    というのが大筋の流れ。
    城の中と百姓、平民との格差社会が大きく打ちこわしが多かったというけれど
    この打ちこわしが様々な利権が関与しているみたいで。
    まぁ無事に義理の弟、市之進は結婚出来たので
    なによりですわ。
    女性陣は相変わらず凄まじい気迫。

  • なかなかです。

  • 第五弾(/「鬼役 矢背蔵人介 秋色の風」の加筆改題)

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著者プロフィール

坂岡真
一九六一年、新潟県生まれ。十一年の会社勤めを経て文筆の世界へ入る。江戸の情緒と人情の機微、そして花鳥風月を醸し出す筆致で、多くの読者を魅了している。主なシリーズに「鬼役」「鬼役伝」「帳尻屋始末」「帳尻屋仕置」「照れ降れ長屋風聞帖」「はぐれ又兵衛例繰控」「死ぬがよく候」「人情江戸飛脚」などがある。

「2023年 『うぽっぽ同心終活指南(一)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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