オレンジ色のステッキ: 杉原爽香、三十九歳の秋 長編青春ミステリ- (光文社文庫 あ 1-143)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764586

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずの波乱万丈ぶり。
    ラストの引きもね・・・。
    ホント、穏やかに平和で退屈な日常がこの家族に訪れればいいなぁと思いつつ、事件に巻き込まれなくなるから物語が終わってしまうのか、とも思う。
    来年も読めるようだとラストで思えたから衝撃だったけど安心、みたいな。笑

  • バリで読んだ本。
    毎年、秋に出版されて主人公も毎年年とっていくシリーズ
    この本は、24年前の初刊から毎年欠かさず読み、一緒に年をとって生きた感じ。
    結構思い入れのある本。
    主人公は39才、結婚12年になった。

    事件などストーリー展開は、相変わらず強引であるが、
    それぞれの登場人物の成長が楽しみである。
    年齢、結婚時期が近く、夫婦間の関係や家庭に対する捕らえ方、
    仕事に対する考えな細かい描写に同感できた。
    本の最後に次への布石が打ってあり、今後の展開が楽しみである。

  • 今年も出ました、杉原爽香シリーズ。

    いつもはバタバタしてあっという間に過ぎちゃうけど、今回は事件性というよりも、男と女の間のさまざまな感情が交錯していて、大人な小説だった。

    次回に続くような終わり方で、ドキドキする。

  • 年に1冊、登場人物も読者と同じ年齢を積み重ねていくシリーズ第25作。
    小学校時代の同級生の有名画家にパンフレットの表紙画を格安で描いてもらったお礼にと、爽香をモデルに発表はしないとの約束で描いた裸婦像が巨匠画家の目に止まって公開されることに・・・

    仕事で大阪へ行った帰りの電車の中で読み切り。相変わらずの赤川小説健在というところでしょうか。

    (2012/10/17)

  • 25作目もいつものドロドロワールド。このシリーズって1年に1冊がいいんだろうな。続けざまに読むと疲れる。今回は絵の件がようやく決着する。珍しく人が死なんかったわ。ラスト、明男、どうなる?

  • 49歳→39歳

    「本当に『自由』な自由業の人間なんて、いやしないよ」と、山崎は言った。

  • 爽香の苦悩。
    明男は無事だったのか。
    ーーー
    上司の身勝手な言動に嫌気がさした瀬沼は、会社を無断欠勤。爽香との打合せにも現れず、職を失ってしまう。リン・山崎が爽香をモデルに描いた裸婦像の公開、病に倒れた兄・充夫一家の生活費……。悩みが尽きない爽香は、瀬沼の女性問題にも係らざるをえなくなる。さらに、部下の久保坂あやめが会社で襲われ……。登場人物が読者とともに年齢を重ねる人気シリーズ!

  • シリーズの流れが分からんと、より楽しくないなぁ(≧∇≦)
    いつもながら、軽快に読めワクワクする赤川次郎の一冊でした。しかし、爺さんでも、アートに性に元気が男ならでは理解できる(笑)

  • 相変わらず大変な主人公。たまには、あまり波風立たない、もしくは今まで積もった話が少しずつでも快方に向かうだけの1年があってもいいのではと思う。

  • 杉原爽香シリーズ39歳の秋。
    16歳から年に一度歳を重ねて出るシリーズ。今回は爽香の仕事面よりも、家族、自身がヌードモデルとなった絵を中心の一冊。
    相変わらず不倫の宝庫σ(^_^;)ではありますが、まぁそこは今回はあまり目立つ感じではなかったかな。
    気になる終わり方をしたので、明男が心配です。

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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