山内一豊の妻の推理帖 (光文社文庫)

著者 : 鯨統一郎
  • 光文社 (2012年9月12日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764609

作品紹介

「ご亭主殿は、一国一城の主になるおかたです」織田家馬廻役で禄高五十石にすぎない山内一豊を内助の功で出世させた妻・千枝。「賢妻」は実は名探偵でもあったのだ。織田、豊臣、徳川と天下人が入れ替わり、裏切りと密約が横行する戦乱の時代。次々と起こるお家の一大事を、閨の交わりの後に生まれる妻の名推理で、一豊は解決に導く。鯨流歴史ミステリの真骨頂。

山内一豊の妻の推理帖 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • さまざまな謎を妻が推理をし、それを夫の手柄とする。まさに内助の功。


    貧乏な足軽の山内一豊ののところへ嫁へ行った千恵。結婚式のとき、一豊は一国一城の主となる方ですと宣言をし、親類に笑われる。
    しかし、織田や豊臣の家来となりさまざまな謎を千恵の推理や助言で出世していく一豊。


    歴史小説だったけど、サクサク読めるかんじ。難しくなく、読みやすかった。


    2015.4.26 読了

  • 山内一豊の妻は言わずと知れた賢妻ですが、千枝ではなく千枝じゃなかったか。パロディとして割り切って名前も変えたのかな?
    司馬遼太郎の作品ては随分趣が異なるものの、軽く読む作家なのでまあよしとしよう。
    こんなきっかけで知恵が浮かぶなんて、真面目な作家ならとても書けませんよね。

  • 有名な一豊の妻、短編七話構成で夫の出世に纏わる推理物
    秀吉の妻でさえはっきりとした名前は?、まして一豊の妻の名は?
    今回は千枝(知恵)になっている
    土佐の一国の主になるのも自助里(逆読みトサ)にひっかけている

  • 金曜夜11:00台の連続ドラマの原作になりそう。
    お色気もあるし。

  • 鯨氏お得意の「歴史上の人物が探偵役になる」
    ミステリのひとつ。

    一応「ミステリ」にカテゴライズしてみましたが、
    歴史物であり、パロディ成分もあり、
    ジャンル分けが難しい(^ ^;

    タイトルにある通り、山内一豊とその妻が主人公。
    一豊の出世に合わせて起きる様々な事件を、
    妻の千枝が「安楽椅子探偵」となって解決する。

    ...というより、事件の解決をきっかけに、
    その褒美として一豊が出世していくという図式。

    登場人物は、信長、秀吉、家康などをはじめ
    歴史上の実在の人物がぞろぞろ。
    要所要所に出てくるトピックも史実が多いので、
    歴史の勉強にもなる...と思う(^ ^;

    何せ作者はあの奇書「邪馬台国はどこですか」
    でデビューした鯨 統一郎氏である(^ ^;
    しれっとした顔でとんでもない引っかけを
    盛り込んでいるかも知れません(^ ^;

    足軽からスタートした一豊が、徐々に出世し
    ついには一国一城の主になるまでを、
    時間軸を追って七つの作品でたどる連作集。

    これまた鯨氏お得意の「パターンの美学」で
    色々な事件が起こるのを「おなじみの展開」で解決。
    テレビの水戸黄門のように、慣れるとハマる(^ ^

    一つ一つの作品が短いためか、人物描写が
    やや「分かりやす過ぎる」きらいはあるが、
    描かれている全ての出来事が伏線になっている
    アイディアと構成の緻密さはお見事(^ ^

    エンタテインメントとして
    気軽に楽しめる作品です(^ ^

  • ちょっと疲れ気味で、軽い読み物として選択。
    7話からなる短編。一豊と千枝との結婚の顛末から、その出世とその局面で起こる事件を千枝が解決するという話。
    閨の夫婦の間で、解決の啓示に至ると云うパターンは要らないような気もする。青少年の読者を敬遠させるんじゃないかな。
    馬揃えの逸話の前に泥棒が千枝の嫁入り道具の手鏡の裏表を外している。あれ、どうなっちゃうのかな、というチョッとしたヒネリがある。
    あっさりと読み終えた。

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