成敗―鬼役〈7〉 (光文社時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334764746

感想・レビュー・書評

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  • 新銭の天保通貨 量目は五匁五分、1枚で百文の価値。
    8割が銅、2割は鉛と錫で、3000マン枚鋳造で、勘定方へ30万両が利益となる。
    そして、両替商が、利を得ることに、、、
    いつも通りの、橘が蔵人介ヘ理由の如何を問わず、命令下し、従う事になって行く。

    息子 鐵太郎は、志乃から、剣術指南を受けているのだが、九つが、終わって、十になったら、素養を身につけないといけない。と、この本でも書かれているが、私も、この言葉を、子供たちへ、教えたことがある。
    今の子供も、しっかりしている。
    しっかりしていないのは、何も会得せずに年を重ねた私だけであると、またもやこの本を読んで痛感している。

    秋山左門丞が、正義を貫くために死ぬとわかっているのに夫を送り出す妻女、長男の死も、心が痛む。

    激しい出世争いの中、人の善意が報われないことも、、、
    金さえあれば、人は靡いて、足元に平伏する時代、どんな悪者も輝く小判だけしか信用をしないという世知辛い社会。
    狐と狸の化かし合いで、悪知恵に勝る方が生き残ることに、むなしさを感じる。
    しかし、絶対絶命かと思われた蔵人介が、筧との闘いで、腹に巻いた銅板を仕込んでいたのには、流石、、、と、つい、蔵人介の方へ応援してしまった。

  • 大物をたくさん斬りましたね。

  • 鬼役7巻。
    天保通宝の鋳型を狙う悪党。
    理由は偽銭を作るために、ありとあらゆる場所から盗みを働くものに
    成敗!という感じの流れだけれども。
    梔子の香りとさるすべりが絡んで、なんとも風流…かと思いきや
    実は何とも悲しい事実があるわけで。
    刺客が色んな場面で出てくるのも、また今回の見所かなぁと。
    おせんの切ない気持ちがなんとも痛い。ツンデレなのかしら…
    なにはともあれ7巻も矢背さん、クッソかっこいい。

  • マンネリ手前。

  • 第七弾
    特に目新しさ無し
    大疑獄事件の結末は

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プロフィール

1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。花鳥風月を醸し出す筆致で描く時代小説には定評がある。

「2013年 『雲 死ぬがよく候 五』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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