麺’sミステリー倶楽部: 傑作推理小説集 (光文社文庫 み 19-40)
- 光文社 (2012年10月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334764821
作品紹介・あらすじ
ラーメン、蕎麦、うどん、素麺、スパゲッティ-とにかく麺類が大好きな日本人。当然、それらに材をとったミステリー小説も数多く、巨人・乱歩は夜泣きそばの屋台もひいたという。本書には、名人・古今亭志ん生の落語「探偵うどん」をはじめ、ミステリー界の人気作家たちが腕によりをかけた逸品を収録。読めば必ず食べたくなる異色の推理小説アンソロジー。
感想・レビュー・書評
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ラーメン、蕎麦、うどん、素麺、スパゲッティーーとにかく麺類が大好きな日本人。当然、それらに材をとったミステリー小説も数多く、巨人・乱歩は夜泣きそばの屋台もひいたという。本書には、名人・古今亭志ん生の落語「探偵うどん」をはじめ、ミステリー界の人気作家たちが腕によりをかけた逸品を収録。読めば必ず食べたくなる異色の推理小説アンソロジー。
(2012年)
— 目次 —
五代目古今亭志ん生『探偵うどん』
北森鴻『はじまりの物語』
大沢在昌『六本木・うどん』
山田正紀『麺とスープと殺人と』
石持浅海『夢のかけら麺のかけら』
西村健『途上』
嵯峨島昭『ラーメン殺人事件』
梶尾真治『電気パルス聖餐』
村上元三『艶説鴨南蛮』
清水義範『きしめんの逆襲』詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
麺ネタが良い塩梅で織り込まれていて、読んでいるうちにお腹が空いてくる。
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麺にまつわるミステリー。
麺と言っても様々でしたが、この本の大半は
ラーメンが多かったです。
ミステリー色も、濃かったり薄かったり
半々だったり、で読むには楽しかったです。
ただ、内容覚えてますか? と言われると
そこまでは…と答えます。
鏡に映った殺人、が印象的でしたが。
あまりに語ると、色々ばれます。 -
【腹減り度】
☆
【食べ物の割合】
☆
【1番美味しそうだったもの】
石持浅海『夢のかけら麺のかけら』のチキンラーメン(バキバキに砕いてそのまま食べる)
*感想*
麺に因んだ小説を集めたアンソロジー。
タイトルで これは! と思ったのですが中身はそんなに麺麺しておらず。いや、グルメ小説じゃないからねと自分を慰めつつ。
いろいろな作品から1話だけ取り出したものなのでキャラクターがしっくり入ってこなかったり。
連作短編の1話だけ取り出してもね、みたいな。
清水義範の『きしめんの逆襲』が1番面白かったです(内容きしめん全く関係ないけど/『蕎麦ときしめん』既読) -
麺が何かしら登場する10篇のミステリーからなるアンソロジー。こんな企画が通るとは…日本人どんだけw。
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麺がメインは難しいのか、
麺がからむだけという話が多かったけど
顔ぶれが多彩で飽きずに読んだ。
でもタイトルがなんかダサい。 -
色々な作家さんが物語を書いているので評価はしづらい…。
面白い話もあるが、オイオイと、言いたくなるものもある。
タイトルは麺だが、麺が前面にでている小説はほとんどないので、タイトルに期待して読むと失敗するかも。
麺が前面にでていても、このラーメン蘊蓄は意味があるのか?と思ってしまうものもあるし…。
普通のミステリーで良いじゃん!麺とかつけなくて良かったじゃん!
というのが読後感。
面白いのもあったので、短編ミステリー集としては良いのではないかなぁ? -
口絵 江戸川 乱歩 ★★★★★
探偵うどん 五代目古今亭志ん生 ★★★★
はじまりの物語 北森 鴻 ★★★★★
六本木・うどん 大沢 在昌 ★★★★
麵とスープと殺人と 山田 正紀 ★★★★
夢のかけら麵のかけら 石持 浅海 ★★★★
途上 西村 健 ★★★
ラーメン殺人事件 嵯峨島 昭 ★★★
電気パルス聖餐 梶尾 真治
艶説鴨南蛮 村上 元三 ★★★
きしめんの逆襲 清水 義範 ★★★ -
ミステリー文学資料館編
(収録作品)探偵うどん(五代目古今亭志ん生)/はじまりの物語(北森鴻)/六本木・うどん(大沢在昌)/麺とスープと殺人と(山田正紀)/夢のかけら麺のかけら(石持浅海)/途上(西村健)/ラーメン殺人事件(嵯峨島昭)/電気パルス聖餐(梶尾真治)/艶説鴨南蛮(村上元三)/きしめんの逆襲(清水義範) -
2012年10/31読了
もう少し軽いノリかと思ってたら
思いのほか暗かった
シリーズものの一作多し