特命捜査 (光文社文庫 お 45-3)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334765026

作品紹介・あらすじ

十年前に起きたカルト教団事件の捜査を指揮していた元公安警察官が殺害された。取調室で被疑者死亡事件を起こした過去をもつ男性刑事・瀬川文秋と、親に捨てられ孤独に生きてきた女性刑事・功刀沙矢子に極秘の捜査が命じられた。組織の論理に振り回され、公安警察の卑劣な妨害を受けながらも着実に捜査を進める二人。だが、待っていたのはあまりに残酷な真相だった。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった
    公安Vs刑事の警察小説
    しかし、後半、ちょっと広げすぎた

    ストーリとしては
    陶芸を営む老人が絞殺死体で発見。
    その老人は実はカルト教団事件を調査していた元公安の捜査官。
    その公安時代に何があったのかの極秘捜査を命じられたのが、主人公の瀬川と女性刑事の沙矢子。
    二人はそれぞれ過去を持っています。

    カルト教団事件の一連で起きた爆弾事件で一般市民が犠牲に。その犠牲者の周辺から当時の状況を追う二人。
    しかし、二人の捜査を阻むものが公安
    こうした、公安警察と刑事警察の対立も見ものです。
    徐々に明らかになっていく、今回の事件の構造と公安のかかわり。

    お決まりのように途中二人の関係が密になっていきます。
    そんな、二人はついに真相にたどり着きますが、そこにはちょっとできすぎた、そして悲しい現実が...

    といった展開です。

    公安VS刑事のところは楽しめたのですが、最後がちょっと違和感ありました。
    でも、楽しめました。

  • 130214

  • 途中まで良い感じだったのに、生き別れの姉妹だの何だのって残念な終わり方。この手の小説にありがちなせっかちなまとめ方で評価も下がる。公安と刑事との対立の仕方、事件の発生から手掛かりにたどり着くまでの伏線の張り方、回収の仕方、途中までは素晴らしかったのに本当に残念なラストシーン。

  • 5月-5。3.0点。
    陶芸家の老人が、自宅で殺害される。捜査が始まり、
    元公安警官と判明。しかもテロ未遂事件後に退職。
    公安の影と戦いながら、警部補と女性巡査部長が秘密捜査。
    驚きの事実が。

    ま、ありふれたテーマではある。簡単に読める。
    そこまでやるの公安、ていう感じ。警部補と巡査部長の関係も、
    偶然に出来すぎ。

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