アムステルダム運河殺人事件 (光文社文庫 ま 1-28 光文社文庫プレミアム 松本清張プレミアム・ミ)

著者 : 松本清張

• 光文社 (2013年4月11日発売)

感想・レビュー・書評

[minerva-48さんの感想 · 2022年8月29日]

「アムステルダム運河殺人事件」「セント・アンドリュースの事件」の2作品が収録。「アムステルダム運河殺人事件」は、実際に起こったトランクに詰めたバラバラ殺人事件を素材としたフィクション。清張作品には、実在の事件を素材にした作品がいくつかあるが、この作品は、あまり上手く成功していないように思われる。よって、短編なのかもしれない。「セント・アンドリュースの事件」は、フィクションだが、読んでいる途中にストーリー展開やトックが予想できてしまう……。

著者プロフィール

1909年、福岡県生まれ。92年没。印刷工を経て朝日新聞九州支社広告部に入社。52年、「或る『小倉日記』伝」で芥川賞を受賞。以降、社会派推理、昭和史、古代史など様々な分野で旺盛な作家活動を続ける。代表作に「砂の器」「昭和史発掘」など多数。

「2023年 『内海の輪 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」