幻の名探偵 (光文社文庫 み 19-41)

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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334765712

感想・レビュー・書評

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  • 色々なタイプのミステリーがあるけど、私はやっぱりこういうのが好きなんだな、と改めて思った。戦前の作品ばかりだが、というのか、だからこそ文章がしっかりしているように思う。

  • 「現代に通用する水準」とは決して言えないけど、現代の推理ファンが楽しんで読むには十分な水準。
    伝説的な人の作品が読めてよかった。ありがたい本。

  • もうちょっと新しい時代がいいかな。
    読みにくい文体があったから。
    シリーズみたいなので別のも読むつもり。

  • (収録作品)拾った和同開珍(甲賀三郎)/蒔かれし種ー秋月の日記(あわぢ生)/素晴しや亮吉(山下利三郎)/古銭鑑賞家の死(葛山二郎)/競馬会前夜ー郷警部手記の探偵記録(大庭武年)/麻雀殺人事件(海野十三)/医学生と首(木々高太郎)/青い服の男(守友恒)

  • 木々高太郎の短編目当てで買いましたが、他の収録作品も面白かった~。(作品に漂う、大正~昭和にかけての空気感が好みなのです)

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著者プロフィール

1893年、滋賀県生まれ。本名・春田能為。1918年、東京帝大工学部化学科を卒業後、農商務省臨時窒素研究所技手となる。23年に雑誌『新趣味』の懸賞応募作「真珠塔の秘密」でデビューを果たし、以降、「琥珀のパイプ」(24)や「ニッケルの文鎮」(26)など理化学トリックを使った作品を数多く発表する。28年に窒素研究所技師を退任して専業作家となり、様々な分野へ創作活動の幅を広げていき、32年に新潮社の「新作探偵小説全集」へ書下ろした長編『姿なき怪盗』は代表作となった。33年から35年まで文藝家協会理事を、42年から44年にかけて日本文学報国会事務局総務部長を務める。44年10月から日本少国民文化協会事務局長に就任。1945年、公務で訪れた九州からの帰都途中、急性肺炎のため岡山県内の病院で死去。

「2020年 『甲賀三郎探偵小説選 Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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