朋輩殺し: 人情同心 神鳴り源蔵 (光文社文庫 こ 15-24 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2013年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334766238
感想・レビュー・書評
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朋輩殺し ー 人情同心 神鳴り源蔵シリーズの3作目
2013.09発行。字の大きさは…小。
捕り物帖と言うよりは時代劇サスペンス
盗人の竜吉は、書院番士・及川左京が急な病で亡くなったことが不思議でならなかった。
そんな時に竜吉は、南町奉行所定町廻り同心・尾上源蔵の岡っ引きの手下で幼馴染の六助から、書院番士・武田洋一郎が「遺恨、思い知れ」と言って切り殺された件を調べてくれと言われる。
次に、同じく書院番士・石巻蔵人が同じ切り口で殺される。
竜吉は、左京は病死で無く殺されたのだ、そして武田、石巻は、左京の父に仇討ちされていると思っていたが…。いや、左京の許嫁の父が左京の仇討ちをしているのではと思ったが…。
【コメント】
小杉健治さんの「人情同心 神鳴り源蔵シリーズ」が第1巻しか読んでないのに、第11巻が予約順位1番で来そうなので、急遽第3巻を読んでいます。
なお、第2巻は貸出中のため第3巻から読んでいます。
丁寧に読んで行こうと思っています。
地元の図書館から第3巻、第5巻、第7巻を借りて来ました。
残りは、第2巻、第4巻、第6巻、第8巻、第9巻、第10巻の6冊です。
しばらくは、このシリーズが続く事となります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ3作目にして、脇役?と思われた泥棒、竜吉がもう一人の主人公然としてきた。
心に善をもち、弱いものを虐める輩が大嫌い。
身分を忘れ、ついつい人助けをしてしまう。
今回は、そんないいやつ、竜吉がひょんなことで知り合った身分を超えた友人及川が、約束の次の機会を前に病死。
その死に納得がいかない竜吉。
一人で捜査を始める。
及川の同僚が次々に殺される事件が源蔵の調べとなるところになり、竜吉も巻き込まれてゆく。
今回はちょっぴり泣ける話だった。 -
やっぱり神鳴り源蔵は、カッコいいなぁ。
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一風変わった正義感の同心
彼にれて取り巻く男たち
少し距離を置く主役の竜吉も面白い! -
第三弾
形変化なく、泥棒を忍び込ませて事件の裏側を知る
前巻の泥棒の片割れが主人公にべたぼれ、手先志願
勘の鋭い同心と、女に優しい泥棒のコンビは変わらず