未決: 吉原裏同心(十九) (光文社文庫 さ 18-41 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2013年10月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334766320
感想・レビュー・書評
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お上の権力に屈したことに対し、吉原会所の面々が見せる悔しさと諦めがこの当時の世相を表してる。
久しぶりの師匠の活躍も良かったです。また桑平同心が徐々存在感を上げてきているので、今後はもっと活躍しそうな予感がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
千惷楼の売れっ子女郎莉紅が心中に偽装されて殺されたところから物語が始まる。調べれば調べるほど不思議なことばかりが見えてきて、最後は大奥が絡む展開で探索が中断される。吉原の存続までも危ぶまれる事態に四郎兵衛も仙右衛門も幹次郎も悔し涙を飲む。そんな中、禿6人が伊勢参りという名目で行方不明になる。こちらも耐震旗本が絡む事件であるじょとが徐々に明らかになる。さて、決着は?
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ラストで
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理不尽がまかり通る世の中は、今も昔も変わらないって事なのかねぇ。嫌だねぇ。吉原裏同心シリーズにモヤモヤは似合わないって事がよくわかった。
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心中に見せかけて殺された女郎、使い走りをしていた按摩、入れ代わりを承知していた岡っ引、通っていた客まで、全てが殺され、その謎を追いかけていた幹次郎たちも振り回されるばかり。
最終的には武家の横やりで無理矢理事件から外され、タイトル通り未決のままに。
禿達がお陰参りに連れ出され、それを追っていくうちにまたもや武家の一つに行き当たり…。
男色もお稚児趣味も少女趣味も昔から変わらずどこにでも変態はいる、という二話目。
今も昔も大きな権力には逆らえない。暴かれては困る秘密がたくさんあるということですね。 -
2015年5月 8冊目
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とうとう19巻目。一つ目の話、未決なんだね、既決にこの先もならないんだろうか・・・ 現実じゃないんだから、小説くらいすっきりさせてほしいなあ~
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
吉原にある老舗妓楼「千惷楼」で人気の女郎が客と心中した。知らせを受けた吉原裏同心の神守幹次郎と会所の番方・仙右衛門は、その死に方に疑いを抱く。真相を究明せんと探索する二人だったが、その前には常に大きな影がつきまとう。そして、吉原自体の存在を脅かす危機が訪れる。幹次郎、そして吉原の運命は―。快進撃の人気シリーズ、一気読み必至の第十九弾。
9月28日~30日 -
どういう理由で、吉原に潜入していたんだろう?
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L 吉原裏同心19
なんだか文字が滑って全然話に入れず。
引き込まれるなにかがなかったように感じるんだけど。
おお!とかうわ!とかなかったような。
要再読だな。