- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334766467
感想・レビュー・書評
-
文書だけだと、狂気の山姥のイメージなんだけど・・
時々この正直さに切られたくて、本を手にし痛い思いをする。魔力?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
病気
-
最初の章あたりは、何を言ってるのかわからなくて、読み返してもよくわからなくてすでに耄碌しかかってるばぁさんのたわごとみたいでなんか怖かった。
すでにおかしくなってるじゃん。この人、、、
っていう。プロが書いたとは思えない内容で、いろんな情報がとっちらかってた、、、、ガン再発で治療に耐える状況がそうなったのか?もともと脈絡のない設定をしていたのかわからないけど、完全なる認知の始まりのようなリアルな状況で、書いてる意味が全くわからなかった。
まぁ、結構なばぁちゃんだから仕方ないのかもしれないけど、二章あたりは普通だからなぁ、、、なんかわからない。よくわからなかったけど、元気に死のうとしてる姿勢は潔さすら感じられました! -
“私は利口ではないが、すごく馬鹿というわけでもないと思っていた。しかし、私は今度生まれたら「バカな美人」になりたい。この間、鏡で顔を見て、「あんた、その顔でずっと生きてきたんだね、健気だったね、偉かったね」と言ったら涙が出て来た。自分の健気さに。”(p.64)
-
真ん中の方は飛ばしてはじめと終わりの方だけ読んだが、自分勝手な性格の著者がホスピスに入ってp.173「私は人恋しいのであった」などと言っているのを見ると、やはり死が迫ってくるとこうなってしまうのかと感じた
-
2017/4/10読了。
彼女の死生観、物凄かったなぁ。
私は痛みに蝕まれても、あんなに気丈にしていられるだろうか。
豪快だけど雑でなく、繊細だけどナイーブでない彼女の感性に感心しつつ、他の作品も読んでみたいと思えた。 -
いやぁ〜爽快!
自分勝手と思われてもよし。私も元気に死にたいですわ。 -
佐野洋子さんのエッセイは目に付けばなんとなくよんでいたのだけど、これはまだだった。
小林聡美『読まされ図書室』にて吉本ばなな推薦図書になっていて、ああやはり読み逃す訳にはいかない、とさっそく入手。
ゆったりした組み方、歯に衣着せぬ語り口で、ぐいぐい読める。余命をしらされてからの言動にもひかれるが、ガンになるよりずっと前、神経症で入院していたときのことをつづった「知らなかった」もすごかった。関川夏央さんの解説も読み応えがあった。 -
好き