ドッグテールズ (光文社文庫 ひ 17-4)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334766498

感想・レビュー・書評

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  • 物語も良かったですが、一番最初のどこかの国の犬に関する諺が胸に沁みました。不思議な話だったり、心温まる話だったり、楽しく読めました。ただ、「バックパッカー」結局何が言いたいのか汲み取れず。ちょっと肩透かしをくらった感じでした。

  • 犬と人の関係を描いた5つの物語です。ペットロスがきっかけで、冷めきってしまった夫婦のもとに現れた不思議な仔犬、リストラにあってバックパッカーとなった男の後をつきまとうノラ犬、老いた猟師のもとで、どこまでも忠実であった猟犬、狼王ロボを彷彿させる野犬、海外の被災地で救助活動中、二次災害に巻き込まれ、心を閉ざしてしまった主人に、そっと寄り添う災害救助犬など、いずれも趣の異なるお話でした。犬はその存在によって人の心を癒し、人は犬と暮らすことで愛を知ります。読みながら、何度も愛犬をギュ~ッと抱きしめ、スリスリ頬ずりせずにはいられなくなりましたぁ。

    べそかきアルルカンの詩的日常  http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
    べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

  • 人と犬の5つの短編が収録されています。

    いずれも人間に側から見たお話で、極端に言えば犬を物としか見ていないような面があります。もちろん感動的な話ではありがすがね。

著者プロフィール

1960年山口県生まれ。明治学院大学卒業。雑誌記者を経て、87年に小説家デビュー。2008年『約束の地』で、第27回日本冒険小説協会大賞、第12回大藪春彦賞をダブル受賞。2013年刊行には『ミッドナイト・ラン!』で第2回エキナカ大賞を受賞。山岳救助犬の活躍を描く「南アルプス山岳救助隊K-9」シリーズの他、『狼は瞑らない』『光の山脈』『酔いどれ犬』『還らざる聖地』、エッセイ『北岳山小屋物語』『田舎暮らし毒本』などの著作がある。有害鳥獣対策犬ハンドラー資格取得。山梨県自然監視員。

「2022年 『南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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