- Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334766528
感想・レビュー・書評
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今回は江戸のまち中心から外へ舞台を広げて、将軍家慶の暗殺を企てるものと、将軍影武者の活躍など、いつもと違った感じでしたが、
若干詰め込みすぎの気もしました。 家慶とそっくりの農民が影武者のひとりとなりますが、純粋な心の持ち主です。
矢背家の居候、望月宗次郎はめったにない活躍ぶりですが、やけに積極的に活動されると、いつもの気だるい(吉原入りびたり)宗次郎に戻ってほしい気もするのは私だけでしょうか。
橘右近は時にお茶目にみえますが、こういうじいさんこそ侮れないと思ったりしながら読んでおりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
珍しい長編。マンネリ感があった中、設定はすごく良い。もっと盛り上げても良かったかな。史実とのバランスはあるんだけどね
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家斉が11代家慶が12代
血路を読んだ後調べた。
15代将軍の中には幼くして他界した将軍もいたことを初めて知った。家斉と家慶親子の仲が悪かったのは事実であるようなことがネットでも検索された。史実として何かに記載されているのだろうか。また、今回の主題である影武者も史実なのだろうか。
家慶を救うための奔走が爽快だった。 -
10巻目にして、主な登場人物のほかに、その他の登場人物迄が、最初に記載されている。
9巻を読んですぐに読み始めたので、甲府勤番や、甲府城のつながりが、よくわかる。
将軍家慶が、襲撃されたのだが、影武者の死で、助かったのを、蔵人介は、眼前にして、驚きを感じる。
そして、毒まんじゅうを食べた影武者も、蔵人介の指示に従い、全て吐瀉したおかげで命が救われる。
誰を信用してよいのか?
家慶と、家斉、親子でありながら、敵意を抱いている。
家慶は、父が出来なかった事をしないと、威厳が保てない。
そしてそれは、日光社参である。
しかし、その費用20万両ほどの金子をどうするのだろうと、、、、
清国の流通貨幣が、銀であることから、ご金蔵の洋銀を売却することで、賄おうとする。
神君家康の御霊を弔うという大義名分、反対出来る者が、居ない。
宗次郎も、家斉の影武者で、活躍する。
しかし、この時代、参勤交代でもそうであろうが、遠国大名は、国元から家臣を呼ぶことも困難で、臨時雇いの浪人や百姓を含む行列である。
大所帯の往路三泊四日で、日光山へ強行軍である。
八瀬衆の猿彦の活躍も凄い。
この本を4月に読んでいて、家康の命日が、卯月4月17日だと書かれていて、旧暦で、考えたら、何日になるのだろう等、、、
城の籠城も、色々、施策がされている。
張り子の城、、、秀吉の一夜城が、脳裏に浮かぶ。
しかし家斉も、我が子なのに、権力の為に、家慶が、亡き者になったと、噂を流し、名を名乗る者は影武者で、捕らえ討てとは、何と言う事だろう。
艱難辛苦の旅で、多くの犠牲者が出たのは、やはり悲しくなってしまった。
国によっても、上に立つ者の一言で、多くの人が、身を挺して犠牲を強いらげている事に、気づいて欲しいものだと思った本である。 -
こんな壮大な合戦があったのかな?
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鬼役もいよいよ10巻目に突入。
相変わらずクッソ面白い。
今回は9巻に登場してきた面子が勢揃いで、ドキドキハラハラの連続だった。
家斉から家慶に将軍は交代、その家慶の影武者が刺客に狙われ命を落とすところから始まる。
まだまだ家斉色が強く残る千代田のお城。
家慶は徳川家康の眠る日光東照宮へ向かう!ということで
世の中お金がないのに急に出立、そしてその道中に潜む影。
と言った感じでしょうか。
居候の宗次郎も大活躍、後半は甲府城がメインで描かれてる。
女性人が登場少なめだけど、たまにはこうゆう江戸以外が舞台なのも良いなと。
しかし矢背さんカッコよすぎ。 -
身辺雑記に終始するべきです。
構想力・構成力共に不足でしょうか。 -
第十弾
家慶と前将軍の父家斉との対立
荒唐無稽な反乱劇、江戸後期では無理な設定
とにかく甲府城での攻防が山か?