倅の了見: 読売屋 天一郎(三) (光文社時代小説文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334766740

感想・レビュー・書評

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  • 天一郎の実の父親・水月閑蔵の人となり、死の真相が明らかになる本作。また、修斎と三流の背景も見えてきた。
    ストーリーの柱は、閑蔵の古い友人・竹川肇が隠居していた越後から老体を押して江戸に出てきた理由と、昌平黌に通う修斎の甥が不幸にも落命するに至った上級生らによるいじめ問題の二つ。
    いじめはいつの時代にも、どの世代にもあって、根深く、一筋縄ではいかない問題だよなぁ。落としどころはどうするんだろう?と思っていたら、なんと、そう来たか。。
    すっきりした読後感は期待できないとは思っていたものの、う~む・・・いろいろびっくりだ。
    とはいえ、美鶴が相変わらず凛々しく、遠慮のない素振りに押されっぱなしの天一郎や、二人を見守る周りの目が温かくて微笑ましい。今後も楽しみなシリーズ。

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著者プロフィール

辻堂 魁(つじどう かい)
1948年、高知県生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て作家デビュー。骨太な筆致で描かれる人物造詣や物語展開には評論家・縄田一男も脱帽。「風の市兵衛」「夜叉萬同心」シリーズなどが読者の絶大な支持を得ている。

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