ぶたぶたのお医者さん (光文社文庫)

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  • 光文社
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本棚登録 : 243
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334766771

感想・レビュー・書評

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  • 人気のぶたぶたシリーズ、最近の作品です。
    今回のぶたぶたの職業は、獣医さん。

    山崎ぶたぶたは、ピンクのぬいぐるみ。
    いかにも可愛いらしいが、なぜか生きて動いていて、中身は中年男性‥

    「ビビリ猫モカ」では、臆病でまだ家族にも懐いていない猫が登場。
    怖がりな猫をどうして病院に連れて行こうかと悩む一家は、往診してくれる病院を知り、頼んだところ、やって来たのは、若い先生と、ぬいぐるみ‥え?
    ぶたぶたさんの方が院長だったり。
    さすがに猫もぬいぐるみは怖がらない!
    戯れているようにしか見えないのですけど、名医なのですね☆

    作者が飼っている猫がモデルだそうです。
    可愛い猫を飼ったらすぐに抱き上げて「うふふ、アハハ」出来ると思い描いていたというのがおかしい~アニメですか^^;
    いや~普通はそうなれるんですけどね!
    怖がってる子はもうちょっと待ってあげないと。何度も抱き上げたりしちゃ、怖さを忘れる暇もないじゃないですか‥
    自分の何倍も背が高い相手(しかも知り合ったばかり)にがっちり捕まれる怖さを想像してみて。
    ご飯をあげて、やさしい言葉をかけて、そっとしておいたら、安心しますよ。

    「春の犬」はろくに家にいない母が飼った犬が病気らしく、あわてる男の子が病院に連れて行くことに。
    どこか無気力だった男の子が成長するのはよかったです。
    家にいても家事はあまりしない母なので、犬の世話まですべて家政婦さん任せ。それも、餌をやるだけ。
    ちょっとこの母親の無責任さはひどすぎて‥謎?
    更年期障害と最後にありますが、それで余計ひどくなったにしても‥それだけで説明つくのでしょうか。

    「トラの家」は、老夫婦のもとに野良猫がやって来て、居つくのです。
    実は地域猫として有名な猫で、かなり年齢はいっているのでした。
    妻が入院し、トラが時々姿を消すのを気にしていた夫でしたが、トラの行っていた先は何と‥泣かせます。
    年取った猫は人間臭くなり、猫又みたいに賢くなりますからね。

    ペットという家族に何かあったとき、飼い主も不安なもの。
    病院に連れて行くのはほんとに大変なので、往診に来て欲しいです!
    ぶたぶた先生、天職でしたね☆

  • やっぱりぶたぶたさんはいいなぁ…
    大好き。

    今度のぶたぶたさんはお医者さんらしいよ、と友人から聞いた時に、小児科医か?脳外科か?それともコトー先生か?なんて妄想していたのだけど、正解は獣医さん!
    なるほど!
    魔法とかフォースの力があるんじゃないかと疑われる(笑)ぶたぶたさんの獣医さんとしての手腕はさすがの一言。
    そして出てくる動物も可愛い。
    「ビビリ猫モカ」の愛くるしさ。猫の魅力はそっけないところだよなぁ~
    「春の犬」チョコの勇ましさ。オレはお前の世話にはならん!という声が聞こえてきそうだった。
    「トラの家」、トラの優しさ。も~、泣いてしまう。
    そしてあとがきのピノンの、「ぷー」。
    想像するだけで目眩がするほど可愛かった。
    監視カメラでも何でも使って公開してください矢崎先生!

    私、やっぱりぶたぶたさんが好きだ~。
    一生ついて行きます!

  • 動物だけじゃなく飼い主までも癒してしまう名獣医。
    彼はかわいいピンクのぶたのぬいぐるみ。その名は山崎ぶたぶた。

    動物モノには弱い。
    特に3話のトラにはやられた。
    いるんだよねーこういう賢いネコって。
    読む前は獣医さんか…と若干違和感があったけど
    ぶたぶたさんのキャラにはぴったり!
    これは病院嫌いなペットも心を許しちゃうね。
    もろちん飼い主もねっ。

  • ぶたぶたさんが獣医さん。
    車を運転して往診もします。
    相変わらず、あっという間に読める。

    『ビビリ猫モカ』
    猫。割とありがちなお話。
    ★★

    『春の犬』
    母親の態度や考え方が許せない。
    息子は素直で良かった。
    守る物が出来て、初めて自分から何かしようと思って、成長が出来た。
    ★★★

    『トラの家』
    老夫婦と、老猫のお話。
    ぶたぶたさんが物を食べている場面があって、やはりいいなあと思う。
    ★★★★


    トラの猫生が印象深い。
    「百万回生きたねこ」に通じるものがあるかも。

  • 今回のぶたぶたさんは獣医さん(^^)表紙のとおり、ぶたぶたさんと患畜は同じ大きさ(^^;)触診している場面をぜひとも見てみたい‼(*≧∀≦*)どの話も良かったけれど、一番のお気に入りは最後の「トラの家」(^^)d

  • 久しぶりのぶたぶたさんシリーズ。
    相変わらず、読んでいてこんなに癒されるシリーズはない。

    今回のぶたぶたさんは、獣医さん。
    往診を頼んで、玄関開けたら、ぶたぶたさん。。を想像すると、おかしくておかしくて(笑)

    とても暖かいこのシリーズ。
    今回の本の中には、「この人なんなの⁈」と、怒りさえ覚える人物がいましたが、そんな人も最後は「あー、しかたなかったんだね」と納得ができた。
    このシリーズの登場人物は、みんな根っからの悪人はいない。
    みんな寂しくて、頑張りすぎてて、疲れてて。
    なんか、今の世の中みたいだな。。

    山崎ぶたぶたさんが、実際にいたら良いのにね。

  • 最近のぶたぶたさんシリーズは作者さま若干息切れかな?と思う話が多くて、購入を見送ってましたが今回良かった……
    ぶたぶたさんで泣かされる日がくるとは……トラの家で号泣してしまいました。

    ぶたぶたさんに出会ったことで人生が変わるんじゃなくて、それぞれの登場人物のちょっとした岐路にぶたぶたさんがたまたま立ち会ったような成長や変化がすごく見てて楽しかった。

    僕は特別じゃないですよ。ただのぬいぐるみですとひょうひょうと自分を受け入れているぶたぶたさんがだいすきです。

    面倒見るつもりがないなら飼うな、命はおもちゃじゃないよ。

  • 見た目はぶたのぬいぐるみ、中身は中年男性の山崎ぶたぶたのシリーズ。このシリーズは作品によってぶたぶたさんの職業設定が変わるのですが今作では獣医さんでした。
    最近の話ではのんびりほんわかで、ぶたぶたさんの絡みも少ないものが多かったのですが、今回はひとつひとつの話をじっくり描かれており、ぶたぶたさんの言葉も一言一言沁み入ります。
    人に慣れないビビリ猫との奮闘を描く「ビビリ猫モカ」では微笑ましい風景にほんわかされます。一転、裕福な家庭に生まれるも自分の境遇に疑問を抱いている少年が、母親の飼う犬のアクシデントに見合う「春の犬」では、少年の葛藤にヤキモキさせられます。お金があることというのはどういうことなのか。少年期特有の潔癖さも相まって両親との葛藤が、母親の飼う犬チョコに託され描かれている様が巧いです。また老夫婦の元にやってきた老猫トラの「トラの家」では、トラの行動に思わず涙腺が刺激されました。
    今回はぶたぶたさんの見た目の可愛さだけでなく、人となりも話に絡めてしっかりと見られたのが嬉しかったです。お人好しで社交的で健啖家なぶたぶたさんが好きなんですよね。そろそろまた、ぶたぶたさんが物語の中心となるものも読みたいですね。

  • 今回は往診してくれる動物のお医者さん。
    ペットの猫や犬も出てくるので、ぶたぶたさんの微笑ましさもプラスされ、より一層仄々します。

  • 安定のぶたぶたさん。
    自分の心が落ち着かない時に読むと良い。

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著者プロフィール

埼玉県出身。1985年、星新一ショートショートコンテスト優秀賞を受賞。’89年に作家デビュー。「ぶたぶた」シリーズなど著作多数。

「2017年 『繕い屋 月のチーズとお菓子の家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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