つばめ飛ぶ: 渡り用人 片桐弦一郎控(五) (光文社文庫 ふ 17-5 光文社時代小説文庫 渡り用人片桐弦一郎控 5)
- 光文社 (2014年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334767211
感想・レビュー・書評
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内容(「BOOK」データベースより)
安芸津藩の改易で浪人となり、江戸で渡り用人として糊口を凌ぐ片桐弦一郎。久しぶりに故郷入りした弦一郎の前に、藩改易の真相が明らかになる。そして、江戸に戻った弦一郎は、またも厄介な用人の仕事を引き受ける。今度は家内に複雑な事情を抱える高禄の旗本家。それぞれが勝手に振る舞う若殿や奥方を更生させることはできるのか。大好評シリーズ、待望の新五弾。
平成31年4月25日~27日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第五弾。
安芸津藩改易の謎に迫る1話と、毎度の渡り用人稼業で、問題あり旗本に赴く2話。
毎回面倒な問題に取り組む羽目になる弦一郎ですが、誠実に対応していくところが良いですね。(時折弱気になるところも、また良し)
次の巻が楽しみです。 -
2014年7月刊。5巻め。改易の謎を追う話と江戸での用人仕事の話の2話構成。用人仕事は都合が良すぎるような筋運びですが、2話とも面白かった。次巻に続く謎解きが楽しみです。
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シリーズ5作目だけど、なんか長編の中の一部分って感じでこれまで変わった感じ。話が全然終わらないし、すっきりしないなあ・・・
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L 渡り用人片桐弦一郎控5
藤原作品では下降気味の「隅田川シリーズ」を押しのけて、ここのところ上昇(個人的に)の「弦一郎シリーズ」。
そういえばそんなこともあったかな?と前作を読み返さなければ!と思うほどの 弦一郎のかつて仕えていた安芸津藩の改易の謎ばなし。弦一郎の母親など初登場(たぶん)。
今回用人の仕事の内容はイマイチで、どちらかというと今後のための布石的な内容。まだまだ続くね、この話。
巻頭に書かれている登場人物説明。
時間があくのでこれがないと「渡り用人弦一郎」だけでは読み進められない。
出てくる人たちはみんなイイヒト。