和菓子のアンソロジー (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767631

感想・レビュー・書評

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  • 坂木さんご自身があとがきで、「明るくおいしく楽しいものを思い浮かべる方が多いのでは」と書かれています。

    その通り!!
    私ももちろんそう思っていました。
    だって、『和菓子のアン』の著者である坂木司さんリクエストのアンソロジー』なんですもの。
    甘~くてハッピーなお話ぞろいと確信していました(笑)

    が、違うのです!

    個人的には好みでないものもあり…

    坂木さんの『空の春告鳥』は『アンの青春』で既読でしたし…

    ちょっと残念。

  • 大満足。よい裏切り。
    恒川光太郎さんが読みたくて。
    もちろん彼の所から始めて「ブレないな」と感心、後からのんびり他の作品を読む。
    和菓子と言うから、下町、アットホーム、のほほん、のイメージで油断していたら、どれもそれだけじゃ収まらない。
    時じくの実の宮古へ、が思いがけず素晴らしい掘り出し物感だった。

  • 坂木司さんが、好きな作家さんに、和菓子のお話を書いて頂き、10編入った豪華な和菓子の短編集でした。
    最初は、和菓子のアンでおなじみのアンちゃんら、みつ屋さんの後日談のような感じから始まりました。
    どのお話も、和菓子が入っていて、坂木司さん自身も言っているように、こんなにも和菓子を取り入れてできる作品ってあるんだなと思いました。10編それぞれが、全然違うお話でしたけど、必ず和菓子が絡んでくる…。同じお題で書いただけではないかと思う方もいると思いますが、それって本当にすごいことなんだとこの作品を読んで思いました。
    私が、この中でも好きだった作品は、アンちゃんが登場する空の春告鳥と、警察官と和菓子屋さんを描いたトマどら、とてもおいしそうに描かれ、またロマンチックな融雪、お医者さんとアイドルが登場する糖質な彼女、ちょっと変わり者の友人のために、奥さんと仲間たちと共に楽しい謎解きをする、甘き織姫です。

  • 名の知れたチェーン店なケーキ屋さんで、“プチフール”なる物が売られている。
    碁盤目に仕切った箱の中に、色とりどりな小さなケーキが並んでいて、かわいい!美味しそう!
    …となるのだが、買ってみるとあまりおいしくなかったりして。
    ああ、ふつーのケーキにしておけばよかった、欲張るのではなかった、と思うのですが後の祭り。

    アンソロジーって、たまにそういう事ありませんか?

    でも、この本は、どの作品も個性的で凝っている!
    執筆者のチョイスがよかったのでしょうか、行列のできる和菓子屋さんから、一番おいしいお菓子を一つづつ買ってきて並べたんですよ~
    みたいな感じです。
    食べ物の本は最近良く読みますが、やはり、一定のパターンがあるような気がしてならない。
    ここでは、思いもよらないお話が読めまして…
    「で、和菓子ってどこで出てきたっけ?ああ、あれか!」
    とにかく、面白かったです!

  • 和菓子がモチーフの10の短編集。全部面白かった。なかでも印象に残ったのは、「チチとクズの国」「時じくの実の宮古へ」「小入道きたりて」「しりとり」。他の作品も読んで見たいと思う作家さんが増えました。

  • 読了 2017年12月11日

    読み終わりました。
    和菓子のアンの続編?が読めて良かったです!
    アンちゃんたちにまた会えた。。
    一巻を読み返したくなりました////

    ウグイスの別名は春告げ鳥。。
    たしか、まよパンに春告鳥とタイトルがあったような・・・
    思い出してしまいました。

    立花さん、あいかわらずかわいい。。(笑)


    こういう素敵な職場に恵まれた
    アンちゃんは幸せ者だな・・・


    良い言葉、響いた言葉いっぱいありました。

    36 『おいしいな、とかいいなと思って、それを自分の知ってる人にも教えてあげたくて、文化って伝わるものでしょ?悪いものが伝わったら悲しいけど、そうじゃないならウェルカムだよ。だって、日本はそれを受け止める力があるんだから』



    36『僕が思う日本らしさは、包み込むこと。相手を尊重して、いいところはどんどん受け入れる。それもただ真似するんじゃなくて、自分たちなりのアレンジを加えて包む。それってすごく素直でのびやかな感覚だと思うんだけど、どうかな』



    42 『好きなお菓子をきっかけにすれば、なんとかなるかもしれない。いつか。いつか何かを咲かせられますように。』

    41 「自分で調べることが、学びの第一歩だもん」
    いいのかな。中身が空でも、ここから詰めていけばいいのかな。

    好きなものをきっかけにすれば
    なんとかなるかもしれない
    私もアンちゃんと同じようにいつか咲かせられるのかなと思ったり、
    中身が空っぽでもそこから詰めていけばいいのかな
    言葉どおりだけど、前向きになるような言葉だなと思いました。がんばろうって



    174 『ただ井村くんの笑顔だけが、まるで道しるべのようにわたしの前にあるんです。ああ、これが、故郷に帰りたいと思うということなんだな』

    176 『でも仕方ないのよね、若いってそういうことだから。かっこつけて我慢して、でもいつも的外れ。後悔する選択ばかりしてしまう。好きなら好き、結婚したいなら結婚しよう、それでよかったはずなのに』


    あおぞらベーカリー
    Son de vent
    美味しそうなのがいっぱいで
    行って食べてみたいなと思いました!
    パンおいしそう


    ベジタブル・ランチも(#^ω^#)

    この本は色んな和菓子のお話がいっぱいで
    お菓子もおいしそうでした。
    泡雪羮も
    藤吉のお店のフルーツの和菓子って
    本当にあったら食べてみたいなと思ったり。。
    トマドラも気になりました。

    「チチとクズの国」不思議な話で面白かったです!
    久しぶりに妖かしのような面妖?
    読めて楽しかったです。
    ちょっと最後のほう切なかったです。

    「糖質な彼女」も良かった。。あの先生面白いですね!
    和菓子作りも楽しそうでした。

  • 面白いと思う話もあるし 読むのが困難って話もある 笑。でも こういうので新しく読んでみたい作家さん見つけたりのきっかけにもなる。
    面白かったのは 坂木司と近藤史恵と柴田よしきかなぁ。あと北村薫は北村薫らしいなぁとちょっと笑ってしまった。和菓子のアン 続編読みたいなぁ。

  • 「和菓子」をモチーフに、短編を一作書いていただけませんか?読書家としても知られる『和菓子のアン』の著者・坂木司が、今いちばん読みたい人気作家たちに執筆を依頼。日常の謎を描くミステリーから、壮大な世界観を展開するSF、心温まる優しい怪談まで、さまざまな読み味の作品が揃いました。疲れたときに読みたくなる、宝箱のような一冊をどうぞ。(背表紙より)

    アンソロジーは、新しい作家さんを発見するのにとても良いです。今回も半分以上は読んだことがない作家さん。牧野修さん、木地雅映子さんの作品が好きかも!と思いました。発見は嬉しいです。テーマを変えてまた読んでみたいなぁ。

  • 「和菓子のアン」の続きが目当てで購入。相変わらずのアンちゃんが可愛かった。
    和菓子がテーマということで、凡人にはおよそ浮かんでこない設定で書かれる作家さんは凄い。
    初めて読んだ作家さんも多かったけど、温暖化で荒れた日本で和菓子を作りながら旅する親子の話や、甘い物が好きな警察官の話、海外で出会った和菓子の話などなど、色んな種類のお話を楽しめました。
    北村薫さんの俳句と和菓子の謎ときはジンときたし、畠中さんの現代ものは初めて読んだ。

  • 坂木司さんの作品はもちろん『和菓子のアン』の続編。他にもおいしそうな作品が並んでいますが、私が魅かれたのはあまり食欲をそそられない2つの作品。牧野修さんの『チチとクズの国』と木地雅映子さんの『糖質な彼女』、このテーマでこんな話を⁉という意外性もアンソロジーの醍醐味ですね。

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プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

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