和菓子のアンソロジー (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767631

感想・レビュー・書評

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  • 思い出しては読み、思い出しては読みしてようやく読み終えました。「糖質な彼女」「古入道」が好き。
    「古入道」は、小説で無音ってどうしたらいいんだろう、って考えていたので答えを示唆されたようでした。畠中さんのやつも好き。御岳さんには年上がいいんじゃないかなあ。

  • 色々な個性を持った作家の方々の魅力と食べ物の美味しそうな描写が目一杯楽しめる本。

    雪国でカフェを営む女性の物語が出てくる料理すべておいしそうで、多くは語られない経営者の女性の過去が気になってこの物語の続きを読みたくなった。

    和菓子をペロリと食べてしまうようにペロリと読んでしまえる一冊。

  • 和菓子を共通項にしたアンソロジー。
    和菓子は共通でも、全く違う雰囲気の作品が並んでいました。

    お目当ては坂木司さんだったのですが、こちらは少し残念。
    『和菓子のアン』の後日談でキャラクターや語り口の魅力は変わらないのですが、謎が浅く、またストーリーもよく考えるとなんだか浅薄…
    せっかく本にするなら、謎は「調べればわかる」だけじゃなく、作者さんのメッセージや遊び心が見られるような解が待っていると気持ちがいいのですが…

    その他の作品としては、モロッコが舞台の作品がなんだか清々しくて好きでした。
    慣れ親しんだ環境が何一つない場所での感じる救いと、その中で突然差し出される慣れ親しんだ環境への驚き、それでもやはりある安心感、郷愁、すごくよく表現されていたと思います。
    主人公の悩みがむだにつらつら語られていないのも私好み。

    しりとりは完全に私好み。
    「はっ」と気づいた瞬間が気持ちよかったです。

    その他、都を探すSFや、古入道が現れる話などちょっと意味不明のものや、不法滞在の外国人に恋した女性とその家族の話、精神障害者の作業所に迷い込む話、雪国でカフェを営む女性の話など、少し幸せな気持ちになる作品など、様々。
    全体としては楽しく読みました。

  • 長編小説を読んでいるときは合間合間に短編小説をはさむといい気分転換になる。
    和菓子のアンの時から読んでる坂木さんのお話はやっぱり好きなんだけど、途中いくつか、は?っていう全然面白くないのがあった。

    好きなお話は以下の通り、
    融雪

  • 和菓子にまつわる短編集
    アンが売れたあと、心なしか、和菓子店の本が増えた気がする。
    坂木司のアンの続編は素直に読めて楽しかった。
    柴田よしきは猫のミステリのイメージが強かったので、一般の話を書くとこんなにほのぼのするのかと思った。
    北村薫は流石の俳句の知識でもって高度な謎かけだった。

    あとは初見の著者だったけど、日明さんのどら焼きの話や、プロポーズに和菓子を使う話が面白かった。

  • 『和菓子のアン』の後日談が読めると知って購入した1冊。
    アンちゃんと立花さん(くん?)がとても大好きなので、またこの子達を見れて嬉しかった。
    坂木さんには和菓子ミステリーとして、本当にシリーズ化して欲しい作品だと改めて思いました。

    その他 収録作品で気に入ったものは、、、

    「融雪」柴田よしき
    坂木さんが、おそらく本書で一番おいしそうな物語、とおっしゃっている通りでした。
    カフェを舞台に話が進むだけあり、物語の端々で美味しそうな料理や材料の名前が出てくるのですがこれがどれもそそられます(笑)
    物語自体はまぁありふれた再会話なのですが、ジブリ作品といい美味しそうなものが登場する話はそれだけで魅力的に見えるように思えます。

    「しりとり」北村薫
    旦那さんからのおそらく最期のメッセージの謎解き。
    国語の先生をされている方ということもあるのか?
    粋なメッセージを残されるなあと思いました。
    手紙や言葉で伝えてもらえることはとても嬉しいけれど、こういった形のものも謎が解けたとき伝わったときにこみ上げる喜びというのはまた一段と嬉しいものがあるのだろうな。

    最後の「甘き織り姫」もなかなか面白かったです。
    ところどころ設定は若い奥さんでないといけなかったのかや変人友人に対する友人達の悪態など、あまり共感できないというかすっと読めないというか、話の筋はおもしろいのに大筋以外の部分があまり好みではありませんでした。
    でも、和菓子を使ったアプローチとそれに対する女性の和菓子返しの部分は面白かったです。
    この女性、なかな聡明な方だなと思います。
    そりゃあすでにお相手もいますよね。笑

    感想を書くまでに日が空いてしまったのでさらっとですが「トマどら」も素敵でした。
    和菓子といいつつどら焼きにフルーツを挟んでくる。
    刑事が出てくる。ちょっぴり斬新でこの人の書く文章は割と好みだと発見した一作でした。

  • 純粋に「和菓子のアン」の続編が読みたくて読んだ。
    他はなんとなく、和菓子を無理矢理、登場させている感がある作品もあった。
    柴田よしきの「融雪」は「風のベーコンサンド」の続編かと思ったけど、出典はこっちの方が先なのかな?

    2015.7.11

  • 松露食べたい。

  • もしや、『和菓子のアン』にかけてのこのタイトル?

    和菓子というテーマで、よくもまぁこんな多彩に話が広がること!
    刑事小説×和菓子が一番新鮮だったな。
    どら焼きの中に果物。食べてみたい。

    小川一水の和菓子アンソロジーはどうなるのかドキドキしたが、やはり熱帯化日本というSFで期待裏切らず。

    つまみ食いでお腹いっぱいでした。

  • 和菓子が好きなので買ってみました。

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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