和菓子のアンソロジー (光文社文庫)

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  • 光文社
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レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767631

感想・レビュー・書評

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  • 和菓子の話で、色々な世界観が展開して面白かったです。

  • 日常の謎を描くミステリーから、壮大な世界観を展開するSF、心温まる優しい怪談まで、さまざまな読み味の作品が揃いました。
    『和菓子の餡、ソロジー』開店です。

  • 2019年、11冊目、令和一冊目は、隙間読書用にしていたモノ。和菓子を作中に入れるというオーダーのアンソロジー。全十編。

    今回は、好印象だったモノを幾つか紹介。

    『古入道きたりて』恒川光太郎
    相変わらずの恒川ワールド。大人のファンタジー。大好物です。

    『空の春告鳥』坂木司
    この方、どこかで、エッセイ的なモノを読んでて気になってはいた。今作中の言葉のチョイスは、どストライク。展開的でなく、表現的テンポ感も好み。

    アンソロジーは、好みの合う、合わないがあるのは折り込み済み。ソレでも、この十編は、大ハズレがなく、全体として、安定した仕上がりで、楽しめた。一つ言うなら、ラスト二編、ライト・ミステリーが並んじゃったのは、個人的にいただけないかな……。

    とりあえず、『和菓子のアン』は購入済み。こういう幅を広げられるのが、いいアンソロジーの要素でもあるのよね。

  • 坂木司さんが和菓子をモチーフに、様々な作家さん達に短編を依頼して出来たアンソロジー。
    アンソロジー本というのをあまり読んだことがないのだが、未開拓の作家さんに出会える楽しさがあると実感した。
    どれも和菓子が話の中に登場するのだが、和菓子というだけでこれだけ違う世界が描けるのかぁ〜と、読書の醍醐味を充分味わえた。2019.5.4

  • ■忙しい日々の疲れも。苦い人生も。辛い体験も。やさしい甘さが溶かします。

    「和菓子」をモチーフに、短編を一作書いていただけませんか?読書家としても知られる『和菓子のアン』の著者・坂木司が、今いちばん読みたい人気作家たちに執筆を依頼。日常の謎を描くミステリーから、壮大な世界観を展開するSF、心温まる優しい怪談まで、さまざまな読み味の作品が揃いました。疲れたときに読みたくなる、宝箱のような一冊。

  • 「和菓子のアン」を先頭に、和菓子をテーマにしたアンソロジー。
    異国情緒あふれる近藤史恵さんの松露、柴田よしきさんの泡雪羹、北村薫さんの黄身しぐれの話は良かったけれど、好みではない話も多かった。
    小さく可愛い和菓子も書く方が変わればいろんな意味を与えられて面白いなと思った。

  •  『和菓子のアン』の著者、坂木司氏発案の企画アンソロジー。
     和菓子をモチーフとした、11人の作家によるオムニバス短編集。
     日常の謎系ミステリ、近未来SF、恋愛物、怪異譚など、多彩なテイストの小編が収められ、《読む和菓子》のアソートメントといった趣きがある。
     但し、純粋に作品自体の質を鑑みれば、かなりバラつきが見られるのが実情。
     和菓子の真髄や精神性を問うような、核として用いられている作品がある一方で、さして必然性のない一小道具としてしか使われず、代用——洋菓子であったり、あるいは甘味以外でも——可能な作品も見受けられる。
     和菓子そのものが、きちんとストーリーに溶け合っていると言えそうなのは、約半分といったところか。
     発案者の作品(上記の続編)からして、少々キレの悪さを感じてしまった。
     個人的に、ちゃんと“和菓子を読めた”と思えたのは、小川一水「時じくの実の宮古へ」、近藤史恵「迷宮の松露」、北村薫「しりとり」あたり。
     柴田よしき「融雪」は、厳密には和菓子小説の範疇かは判らないが、作中で最も『美味しそうな小説』であり、読後の爽快感が随一であったこと、他作品からのイメージが覆った点などから、特に印象深い一篇だった。

  • 和菓子をモチーフにしたアンソロジー。和菓子メインの話もあれば、アクセント程度の話もある。ファンタジーあり、ミステリあり。北村薫さんの「しりとり」が、詩的でよかった。
    和菓子と言ってもいろいろあるが、高校生のときに初めて練りきりを食べたときの感動は今でも思い出せるなぁ。茶道部の子がくれたのだが、あまりに感動していたからか余ってるぶんをもうひとつくれたときには危うく入部するところであった。それ以外和菓子は大好きである。

  • いろんな作家さんの和菓子を絡めた話がたくさん。まるでバイキングみたい。

    初めて読んだ作家さんのものばかりで、読みやすいものそうでないものがあったけど
    ほどよい長さなので、苦にならずに読み通せた。

    一番好きだったのは、杏ちゃんの後日談。
    やっぱり続編読みたいな・・と思いました。

  • 88:執筆陣と「和菓子」っていうのがいまいちしっくりこない方もいたのだけど、どれもとても素敵な和菓子短編でした。ココロの栄養。

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。2002年『青空の卵』で<覆面作家>としてデビュー。続く「ひきこもり探偵」シリーズとして人気を得る。ナイーヴで魅力的な人間像、緻密に描かれ、爽快に解かれる日常の不思議とこころの謎が圧倒的な支持を集めている。13年『和菓子のアン』で第2回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。他の著作に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『僕と先生』『肉小説集』『女子的生活』などがある。

「2017年 『鶏小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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