紅き虚空の下で (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767709

感想・レビュー・書評

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  • (収録作品)紅き虚空の下で/蛙男島の蜥蝪女/兵隊カラス/落頭民

  • 多種多様なミステリ作家の作風が味わえる
    短編集。
    中でも特筆は「蛙男島…」だろう。
    異質な世界観と奇抜なトリックの中で
    味わえるミステリはあっさりとしながらも
    何かしらの余韻を残す。
    この作風で、もっと驚愕する長編を読んでみたい。

  • 奇妙なシチュエーションのミステリ短編集。本格には間違いないけれど。設定がとにかく奇抜。そして奇妙な雰囲気にそぐわず、微妙な後味の悪さも個人的に好みです。
    お気に入りは「蛙男島の蜥蜴女」。わはは、なんだこのとんでもない設定は! とんでもないトリックは! 気持ち悪くてシュールでユーモラスな一作。

  • 【収録作品】紅き虚空の下で/蛙男島の蜥蜴女/兵隊カラス/落頭民

  • ほにぼの時代劇を多作する作者の、まさかのミステリ。
    仕掛けも上手いのもあって、印象変わりました。
    もっと色んな作風を期待させてくれます。

  • ファンタジー系時代小説家のデビュー前発表作に書き下ろしをプラスした短編集。ミステリが3編、残り1編が非ミステリのホラー小説で、ダークで血生臭く、オカルティックな世界観が共通しています。「蛙男島の蜥蜴女」は読者の眼前に堂々と真相をぶら下げながらまったくそれと気付かせず、なおかつ撒かれた伏線量に後から唸らされること間違いなし。密室トリックにも独創性があり、これを読むためだけに手に取っても良いレベルです。メタルフィッシュの記述に『ムー』的な匂いがすると思ったら、やっぱり参考文献が並木伸一郎か……。

  • たまたま書店で手に取った短篇集。
    著者のことはぜんぜん知らなかったのだが、『このミス』大賞出身で、主に時代小説を書いているらしい……が、本作はSFミステリとホラーの短篇集。
    解説によると『好きな推理小説』に西澤保彦の名前を挙げているだけあって、荒唐無稽なSF設定の中で合理的な解決をしようとする作風は大枠で共通している。例えば表題作である『紅き虚空の下で』の探偵役はエイリアンであり、『蛙男島の蜥蜴女』は、荒唐無稽な秘密結社が支配する島を舞台にしている。
    また、日本ホラー大賞の最終候補作となった『落頭民』書き下ろしの『兵隊カラス』は小林泰三っぽいグロテスクな描写が続き、作風にはかなり幅があると言えそうだ。

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著者プロフィール

1972年、千葉県生まれ。2010年『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』でデビュー、一躍人気に。「オサキ」シリーズのほかに「ぽんぽこ もののけ江戸語り」「ぽんぽこ もののけ陰陽師語り」「神田もののけ人情語り」シリーズなど。

「2018年 『黒猫王子の喫茶店 猫も歩けば誘拐される』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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