ダブル・トリック: 出口の裁判官 岬剣一郎 (光文社文庫 あ 25-11 出口の裁判官岬剣一郎)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767822

感想・レビュー・書評

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  • 出口の裁判官とは、地方更生保護委員のこと。
    服役中の人間を仮出所させるべきかどうか、検討する仕事。

    いままで読んだことのない職業だったので、新鮮。

    模範囚〈鶴の女王〉を仮出所させるべきか、という職務上の案件と。
    元婚約者の現婚約者は、ほんとうに殺人を犯したのか、という個人的な案件。

    並行するふたつの案件があり、テンポよく進むミステリ。

    会話や人物造形に古臭さがあったり、都合よすぎたりするところはあるものの、楽しめた。

  • 先入観、思い込みが真実を見誤るということでしょうか。内容は少々くどい感がありましたが。

  • 息を呑むほどの美貌と気品をもつ模範囚・浅尾夏香は、なぜ仮出所を頑なに拒むのだろうか?更生保護委員の岬剣一郎は、事件の再調査を始める。五年前、彼女は交際相手の母親を崖から突き落として殺害後、自首していた。母を殺されてなお夏香を想い続ける元恋人、強く反発するその妹…。数々の証言と証拠から岬が辿り着く、あまりにも残酷で哀しい真実とは?

  • 150409

  • 息を呑むほどの美貌と気品をもつ模範囚・浅尾夏香は、なぜ仮出所を頑なに拒むのだろうか?更生保護委員の岬剣一郎は、事件の再調査を始める。五年前、彼女は交際相手の母親を崖から突き落として殺害後、自首していた。母を殺されてなお夏香を想い続ける元恋人、強く反発するその妹…。数々の証言と証拠から岬が辿り着く、あまりにも残酷で哀しい真実とは?
    出口の裁判官・岬剣一郎シリーズ第二作。リアリティを求めない方がよさそう。著者の未読作品を追うのはいったん終わりにすることにした。

  • 丁寧に書いてるなあとは思うが地味すぎ感あり。。。。地味すぎて、あまり印象が残らないかんじ。小説なんだからもう少し、派手というか「つくりもの」的なかんじがあってもよかんたじゃないかな。
    ダブルトリックという名前から、けっこう凝ったしかけなのかなと思ったんだけど、自殺が他殺、他殺が自殺に変わるってとこをついてるんだよね

  • 14/10/05

    ひさびさにがっつりミステリーを読みました。肝心な事件の真相とかよりも、元カノの美佳さんやな女だな、これだから世間知らずのお嬢ちゃんは、うんぬん、て印象が強いです。

    P281-
    この仕事について丸二年が経つのに全然慣れない。全知全能の神様でないと見抜けないことを職業としてやっているのだから」

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著者プロフィール

京都府生まれ。1991年『動く不動産』で横溝正史賞受賞。弁護士・朝日岳之助シリーズ、刑事長シリーズ、署長刑事シリーズなど社会派警察小説の雄として一世を風靡。テレビドラマ化された作品も数多い。本シリーズも第一作から第四作まで、新刊即ドラマ化という快進撃が続いている。本書も刊行前からドラマ化の企画が進もうとしている。

「2022年 『再雇用警察官 究極の完全犯罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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