帰郷: 三世代警察医物語 (光文社文庫 に 14-13)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334767839

感想・レビュー・書評

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  • 大町市が舞台の小説なので、長野への旅行に携え、信州の情景を目に浮かべながら、サクサクと読み終えた。
    謎解きについては、イマイチ感があるが、著者はシリーズ化する意向なので、警察医望月美並の今後の活躍に期待したい。

  • 新津きよみさんの作品は好きで全作品読んでいます。

    今回新たな分野に挑戦と言う事で期待して読みましたが、丁寧に描かれた作品ではあるものの内容に目新しさは感じられず、登場人物にも魅力を感じませんでした。

    淡々と読める作品ではありますが緊迫感もなく盛り上がりに欠けました。

    いつも新津さんが描かれる巧みな女性心理描写、日常のホラー・サスペンスの方がやはり読み応えもありドキドキ感が味わえて好きです。

  • 2話収録。都内の大学病院に勤める主人公と長野で開業医をする祖父が監察医として事件解決の糸口を見つける話。う~ん。インパクトがない単調な短編。新津さんのドロドロを期待して読み始めたので残念。

  • 好奇心旺盛で魅力的な女性医師が自分の将来にどう決断をするのかに惹かれて読みすすめるも、事件が絡み、その推理力と行動力で解決へと導いていく。著者の作風は自分の好みであるとある程度確信していたから裏切られることなく安心して読み終えた。シリーズ化されているようであれば、追いかけて読んでみようと思う。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    東京の大学病院に勤める内科医の望月美並。長野県の大町市で開業医をする元警察医の祖父の元に帰る途中、乗っていた特急で急病人が出る。処置をした美並だったが、後日、患者は遺体となって発見される。謎の残る死因と背後に見えた複雑な家族関係。はたして真相は?新境地に挑んだ著者が、緑豊かな信州の情景を鮮やかに織り込んだ極上の「警察医シリーズ」開幕!

    平成29年12月24日~28日

  • 展開が読めず、2人の目線から交互に話が進んでいくので、ちょっとやきもきした。でも、ストーリー自体は面白かったし、人間性をよく表した現実味のある内容だと思った。

  • 空き家をめぐる事件。
    田舎で小さな個人医院を営む祖父は実は監察医もやっていた。

    1行目にいきなり信濃の国がきてびっくりしたら、信州がおおいに関わる話だった…というか
    作者は長野出身なのか。

  • 【収録作品】検死/帰郷
    *設定は面白いのだが。

  • めんどくさい女医が、あちこちに首を突っ込む話。

  • 後半部分の空き家とご近所トラブルは身につまされました。事件の背景は興味深いものがあったけれど、忙しい医師で
    あろう美並が刑事でもないのに事件に首を突っ込みすぎるので、強引な気がしました。でも首を突っ込んだわりには、
    中途半端な感じ。

    おじいちゃんは開業医、自分も医者という立派な職業、親身になってくれるいとこの存在、警察医としての新しい道、そして優秀で、たぶん魅力的な女性・・・美並さんは私の持ってないモノばっかり持っている(そこを比べても仕方ないけど)。

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著者プロフィール

新津きよみ長野県生まれ。一九八八年『両面テープのお嬢さん』でデビュー。二〇一八年『二年半待て』で徳間文庫大賞を受賞。『女友達』『トライアングル』『ふたたびの加奈子』など多くの作品が映像化されている。主な著書に『夫以外』『ただいまつもとの事件簿』『セカンドライフ』『妻の罪状』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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