天使は探偵: スキー探偵大鳥安寿 (光文社文庫)

著者 : 笠井潔
  • 光文社 (2014年11月12日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768317

天使は探偵: スキー探偵大鳥安寿 (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 久々に矢吹駆シリーズ以外の笠井潔作品を読んだ。
    『天使は探偵』というタイトルから、割と軽いノリのミステリを予想していたが、実際の内容は寧ろ逆だったw
    作中に登場する『天啓教』なる宗教団体は、解説で触れられている通り、著者の他作品との繋がっている。長年の読者には嬉しいポイント。
    さて、副題に『スキー探偵』とある通り、本作はスキー場のある雪深い山村を舞台にしている。自ずから雪山を舞台にした短編になるので、『吹雪の山荘』『雪の密室』といった定番のシチュエーションを堪能することが出来る。

  • タイトルにあるとおり、大鳥安寿は天使である
    天使なので、証拠も推理もいっさいなく犯人を当てることができる
    しかしただそれを口にしたのでは、たんなる妄想家というか
    狼少年というか
    信じてもらえない上にあらぬ疑いまでかけられるかもしれない
    だから彼女は、警察への捜査協力を通じて、人々を正しく導いていくんだね
    「語りえぬものについては沈黙しなければならない」
    なぜなら相手は世間だから
    そんな、ウィトゲンシュタインも裸足で逃げ出す超越者
    それが大鳥安寿であり、彼女は
    「語りえぬもの」を語ることで人心を惑わすカルト宗教団体「天啓教」の
    劇場型犯罪に毎回つきあわされるハメになるのだ
    ワトソン役は法月綸太郎さんがモデル…らしい

    ①空中浮揚に失敗した天啓教信者が墜落死する
    ②急角度のゲレンデにバラバラ死体が散乱する
    ③吹雪に孤絶した山荘で死者が復活する
    ④雪に埋もれた白骨死体を掘る女に出くわす
    ⑤呪いの儀式で密室内の人が死ぬ

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