切腹: 鬼役(十二) (光文社文庫 さ 26-16 光文社時代小説文庫)
- 光文社 (2014年11月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334768379
感想・レビュー・書評
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なぜか12巻をスッ飛ばして読んでいることに気づき
今更ながら買って読み直した。
最後の最後まで気が抜けない3つの話が入って
どれもなんだか悲しいのばかりだった
最後の話なんてそれこそ極悪非道すぎて
腹が立ってしゃーないけどうまくまとめたというか
お父さんがやっと泣いたなぁ〜としみじみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回の3話特に後半の2話は読んでいて酷いと感じる。
いつものように蔵人介が悪を成敗するが、少し不快感が残った。 -
いつも悪を退治する蔵人介の剣さばきに、ほれぼれと、読むのだが、、、、今回12巻の3話の連作短編集。
最初の「蛍」蔵人介と道場で、決着のつかない勝負をした25年目の友は、火盗改同心に出世したのに、それは、蛍侍と、ののしられ、不合理な申し出を避けて、出奔し、追われる身になっていた。
約この本の半分を使用しているのだが、読むのに、本を置くことが出来ない。
しかし、友の小暮清四郎と、喉を傷めたが、無事であったおよう、そして、源助も元気であったことに、ほっとしながら、コーヒーブレイクしてしまった。
しかし、次の「「小姓無念」は、どうしても、納得できない。
イジメの最悪の最後である。
武士だから、切腹は、名誉の事かもしれないが、、、それも介錯が、蔵人介。
もしかしたら、蔵人介の養子で、御毒見役を鐵太郎でなく、継承するかもしれない人物であった佐太郎。
そして、その母和の悲しみはどのように癒されるのであろう。
夫の無念もあるだろうと、、、、小説なのに、心が痛くなる。
「供養の蕎麦」も、2話と、同様に、悲しい結末である。
人の幸せを妬む輩に、極悪非道の仕打ちで、命を落とした若夫婦、、、その義父たちが、そろって、身を落とすのは、やりきれない。
蔵人介が、やっつけるから、それでいいのだ、と考えても、その非道さと、受けた側の本人や身内は、悲しく辛い。
1話の話のような展開にして欲しかった。 -
理不尽な切腹も、陵辱も、泣けてくる。
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第十二弾
何か久しぶりに読むが登場人物は相互関係を含め覚えている。三話で構成で最初の話はまあ何とかなっているが、やはり全体的には好きな構成では無い。闇の仕掛け人なのでどうしても敵討が主になる。 -
久々の感涙
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2014年11月刊。シリーズ12巻め。3つの連作短編。いつもの悪を成敗する正義の剣路線ですが、前作より面白かったです。悪の規模が手頃で、力みが少なかったからしょうか。