トネイロ会の非殺人事件 (光文社文庫)

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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768454

感想・レビュー・書評

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  • 小川氏ってSF作家だと思っていたら、意外にもミステリーも書くんですね。
    しかも、なかなか面白い本格ものだとは、知らぬこととはいえ失礼しましたという感じです。

  • 2017/07/26
    密室での窒息は対策がなければ自分も死んでしまう。殺す瞬間が曖昧。

    平等になるための機構とも言える。

    一つの謎と騙し合い。

  • 短編3つ。最初のはいまいち。
    くばり神はファンタジーというか少しホラーっぽい要素もあって好みの感じ。キャラも良い。
    表題作もよかった。
    3作通してオチが明るくて(まあ死んだり殺したりしてんだけど)希望があるかんじで終わってて気持ちがよい。

  • 意外なほどにミステリしてる。表題作のシンプルで意外性のある解決はなかなか好み。逆に中途半端にSF風な『くばり神の紀』は物足りなさを感じる。
    元ネタの隠し方も、遊び心があってよいかと。(まぁあらすじ見た瞬間誰でもわかる気はするけど…)

  • 「星風よ、淀みに吹け」★★★
    「くばり神の紀」★★★
    「トネイロ会の非殺人事件」★★★★

    三篇とも読みやすいのだが、真相の納得感が・・・。
    あと、謎があまり魅力的じゃない。
    表題作はまあまあすっきりした感じなので良い。

  • ①現実に近いSF風味、完全密室での犯人と手法の謎、
    ②死人はいても殺しは無いファンタジー風味謎解き、
    ③殺しがあって、短い間にどんでん返しの応酬な、
    非犯人と順番を巡る嘘つき、裏切者の謎の三作。
    さらっとサクサク読める。
    表題作は、落ち着いて考えればブラックな結末だけど、
    なぜだか、達成感があって、すがすがしい。
    そして『トネイロ』会ねぇ。あの作品だろうとは
    わかっても意味するところが掴めなかったが。。。
    見ていても気づきにくい、書いてみて気づく。
    これもどんでん「返し」のひとつかな。

  • すごく変わった状況で起きた事件なのに、ミステリーなので解決は割とオーソドックスなのが物足りない感じ。一番面白かったのは、「くばり神の紀」の相続をめぐる経済のイフ世界ものみたいな考察。これはスリリングだった。

  • 小川一水の珠玉の3篇。自分的には「くばり神の記」が一番かな。泰風会のやり方がいいのか悪いのか考えさせられる。くばり神が広がると本当にそうなくのかは疑問だけど。

  • 小川一水作品は初めて。SF作家さんなんですね。そのせいか普通のミステリとは毛色が違います。ストーリーの構成にユーモアがあって、「くばり神の紀」みたいな気持ち悪いんだか悪くないんだか分からない話でも、面白く読めました。

  • ああ、私はまだまだミステリを甘く見てたな。ある程度のパターンは読んできたんじゃないの?と驕っていたなあ、と、横っ面を張られて嬉しいドMの境地に、今作を読んで達しました、若輩ミステリスキーです(・ω・)ノこんにちはー←

    こんな!
    斜め上の発想が!
    まだまだあるのね〜〜〜o(^▽^)o狂喜!

    三作品中、間の『くばり神』に関しては、SF?ホラー?なオチだったのが少し拍子抜けだったけど(私好みではなかった、ってだけですが汗)、最初と最後の2作が秀作でございました。

    『星風』に関しては、トリックの発想が、なんと言うかもう玄人好み(笑)。あー!そっちー?!って嬉しい雄叫びを上げざるを得ない(笑)。
    『トネイロ会』は、『みんなが犯人』『みんなが被害者』のありふれた様式とは一線を画す、まさかの『一人以外、殺人犯』(笑)!!もしかしたらトリックとしては他の作品で既出かもしれませんが、私は初体験だったのですごく面白かった〜o(^▽^)o
    そして、それだけに留まらず、二転三転する怒濤のストーリー展開。うむ…お腹いっぱいです…。


    ◎星風よ、淀みに吹け…宇宙飛行士の訓練が行われている閉鎖施設の中で、メンバー達の反感を買っていた有能な女性学者が殺害された。容疑者は、施設内に留まるメンバー5人。被害者はいかにして『窒息』させられたのか?

    ◎くばり神の紀…妾の娘である私に、突如転がり込んできた莫大な遺産。生前、私と母を気遣うことがなかった父親が、死ぬ直前に翻意した驚愕の理由とは?

    ◎トネイロ会の非殺人事件…ある恐喝者を殺すために、一堂に介した10人の男女。ところが、殺害決行後の朝、彼等の中に裏切り者がいることが判明する。果たして、『殺人を犯さなかった裏切り者』は誰なのか?

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著者プロフィール

小川 一水(おがわ いっすい)
1975年生まれ。岐阜県出身。男性。1993年、17歳で応募した第3回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に、「リトルスター」で佳作入選。1997年、『まずは一報ポプラパレスより』で作家デビュー。
2004年、 『第六大陸』で第35回星雲賞日本長編部門を受賞。2006年、 『老ヴォールの惑星』に収録されている「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞。 『老ヴォールの惑星』は「このSFが読みたい!」ベストSF2005国内編で1位にも選ばれた。2011年、「アリスマ王の愛した魔物」で第42回星雲賞日本短編部門を受賞。2014年に『コロロギ岳から木星トロヤへ』で第45回星雲賞・日本長編部門賞を受賞。

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