婚外恋愛に似たもの (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768706

感想・レビュー・書評

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  • 容姿も境遇も、所属するヒエラルキーが全く異なる5人の女性ー
    共通点は三十五歳という年齢と男性アイドルユニット「スノーホワイツ」の熱狂的ファンであることのみ。
    ステージ上の彼らへ注ぐのは「完璧な存在への崇拝」「理想の息子像」等、歪だけれど狂おしいほどにひたむきな愛。
    たとえ現実が悲惨でも「彼」さえいれば、満たされるー
    “最凶恋愛小説”

    特殊な世界…だけどアイドルおたくの生態(うちわとかテープとか)も知ることができて面白かった-
    結婚相手は割れ鍋に綴じ蓋的に各々釣り合ってる感が、また、現実的。
    作中作のBLには…もう…何と言っていいか…
    完全には満たされない現実からの逃避先、だけど、これほど熱中できるものがあるって羨ましくもあるな-

    美佐代は姑なんか無視して、本当に欲しいなら確実な手段を取ればいいのにー
    片岡さんと益子さんのこと現状満足状態が不思議に思ってるようだが、あなたも同じだろうに。と。

    先に読んだ『憧憬☆カトマンズ』の方が清々しくて好みかな-

  • 境遇バラバラな35歳・人妻の5人
    スノーホワイトへの熱烈な愛で繋がる面白さ

  • デビュー前の男性アイドルユニット・スノーホワイツ。
    そして、彼らの熱狂的ファンである女性たち。
    決して手が届かない、けれどこのうえなく愛おしい。
    旦那がいるのにアイドルを愛してやまない、これははたして浮気なの?
    ドルオタ女性の本音がリアルに描かれた連作短編集。

    内容に興味があったので、ドラマを見る前に手に取った。
    想像していた内容とは違ったけれど、「わかる!」が多くて楽しく読めた。
    作中アイドルのBL小説(二次創作)まで登場したときには思わず笑ったが、サイトの注意書きなどがリアルすぎて「世間の人たちに生モノBLの存在がバレてる……?」と逆に怖くなった。
    解説にも書かれていたが、本書のテーマは「女にとってのアイドルはデトックス」の一言に尽きるのではないだろうか。

  • 「婚外恋愛に似たもの」
    dTV 
    放送開始日:2018年6月22日から配信
    キャスト:栗山千明、安達祐実、江口のりこ、平井理央、富山えり子
    https://pc.video.dmkt-sp.jp/ft/s0007035

  • スノーホワイツというアイドルファンの女達の連作短編集。
    さらっと読めて、漫画を読んでるようだった。フルーツBLで笑ってしまった。気になる方は読んでみてください。

  • 何年か前にこれを手に取ったけど結局読まなかったなぁ、と思いながら、今、このテーマにどうしようもなく惹かれて読んだ。読み時というものはやはりあるらしい。

    ドルオタではないのでうちわを振ったことはないが、とにかく共感しかなかった。別担だから仲良くなれる。わかる。

    宮木さんの書く現代物の中に、妻を助ける夫って出てこないよなぁ。
    だからこその不満が沢山描かれているんだけど。

  • まさか宮木あや子さんの薄い本が読めるとは…そればかりではないですが、面白かったです。
    それぞれ担当は違うけど同じアイドルグループのファンの35歳、というだけの繋がりの5人の女性たちが、皆さん素敵でした。
    普通に暮らしていたら関わることもなかったと思う、境遇の違う女性たちでしたが、友達居ないと言いつつ話に親身になっているところが素敵でした。妬みがないのは、それぞれ自分にも相手にも不満があることをどこかで理解しているからなのかな。
    好きなものがあると人はこんなにも強く、幸せになるのだなと思いました。
    ジャニーズではないですが、わたしも追いかけている人たちがいるので彼女たちの想いにはとても共感しました。隅谷さんの回のラストにじーんとしました。
    元気を貰えた気がします。

  • 35歳の5人の女性。
    年齢という共通項はあるものの、全く異なる世界で生きている。
    そんな5人が男性アイドルを通じて出会う。
    しかも、互いに気付いていないが、それぞれが家庭において何らかの大きな不満を抱えているという共通項もあった。
    世の中のジャニヲタというのはこういうものなのか!と、そんな世界を垣間見ることができる作品。
    面白い。

    2017.8.9

  • ガチの恋愛対象としてジャニーズにハマるてこんな感じなのかと圧倒された。この感覚は正直自分の理解の外だった。
    共通の趣味で階層が違う集団ができあがるてのはジャニーズに限らないし自分も経験があるのでそこは身近だった。何かにハマって夢中になっている時てたのしい。そのたのしさはどんなジャンルでも同じだと思うので、その感覚は理解できた。

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著者プロフィール

宮木 あや子(みやぎ あやこ)
1976年生まれ。神奈川県出身。2006年『花宵道中』で第5回女による女のためのR-18文学賞 大賞・読者賞受賞しデビュー。同作は2014年映画化された。
代表作に2016年テレビドラマ化された『校閲ガール』とその一連のシリーズ。

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