舟を編む (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 8140
レビュー : 788
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334768805

感想・レビュー・書評

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  • 古本屋で衝動買い。アニメ化・映画化もされた人気作。大手出版社に勤め、国語辞典の製作に情熱を傾ける青年の話。元から映像化を狙っていたのかと思うほど、登場人物の描写が類型的で薄っぺらいうえに、突飛で非現実的な設定が多いのが気になった。主人公の馬締は特に非常識な奇行や言動が多く、読んでいて気恥ずかしくなるほどだ。途中で10年近くもの時間を「省略」してしまうのもいただけない。そんなこんなでガッカリした一冊。

  • 評判は高いし、三浦しをんのものだし、ということで図書館に予約したが、気の抜けた頃にようやく順番が回ってきた。
    読み終わったが、辞書編纂という素材の面白さ以外には、特に感心するところはなかった。彼女の作としては不出来な方ではないか。

  • 本屋大賞で今もベストセラーランキング入り、図書館では予約数トップの話題の本。辞書の編纂をテーマにしているというのは面白そうと読んでみた・・・が失望。
    ラノべ(読んだことないけど)か漫画?冴えない男と美女カップルを始めありがちな恋愛ネタがふんだんに盛り込まれ、プロジェクトに寝食を忘れるスポ根チームあり、最後遺書で泣かせる・・・今すぐテレビドラマにしてくれといわんばかりの型にはまった薄っぺらさ。仕事の話として読んでも、サラリーマンとしてはこれはないわー。
    辞書作りという点はまあ、面白い。言葉へのこだわり、自ら定義して世に出す緊張感・・・読書好き、活字好きなら興味をひかれる。テーマ自体がこの本をユニークなものとしている。製紙会社との絡みも、仕事で業界と付き合ったことがあるので近しく感じた。しかし取り上げ方は極めて表面的。取材したネタを料理せずそのまま並べてくるのはプロとは言えない。もの珍しさに依存しすぎ。
    まぁしかし、イマドキ辞書である(苦笑)学生は買わないんじゃない?私だってGoogleとWikiで十分。そういう時代背景に一切触れてないけど、なんだ、舞台は昭和か?(確認する気も起きず)本屋大賞→ベストセラーという流れをうがった見方をすれば、本が売れない時代に、出版社と本屋、作家がタグを組んで、活字への郷愁を呼び起こそうとしている・・・のかもね。

著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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