すずらん通り ベルサイユ書房 (光文社文庫 な 40-1)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334769048

感想・レビュー・書評

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  • 本屋さんの店員さんによるポップで、その本が売れる。という事はよくある事だし、実際私もそれを購入の頼りにすることはある。
    ベルサイユ書房の美月さんの作るポップがきっかけに色々な事件が起きる。そんなワチャワチャが楽しかった。
    ベルサイユ書房はじめ本屋、古本屋での様々な事がかなりな大騒動になっているところが、少し羨ましかった。もし、現実にこんな事が本屋さんで起きても感心持つ人ってどのくらいいるんだろう。ブクログの中は本好きさんだらけだけど、実際私の周りの本好き友達はほんの数人だし。やっぱり寂しいなと思う。

  • 登場人物のインパクトが凄い。店長が男装する方というのもあるけど、現職の刑事や元刑事、カリスマ書店員まで。小説家を目指している主人公からしたら、ネタの宝庫じゃないか?と思っちゃいました。読んでても飽きることなく、私は最後まで読めました。色んな所に散りばめられている謎もあれば、大筋のミステリーのストーリーもあるので、考えることがいっぱい(笑)小説講座もなんでこんなに詳しく表現されているんだろうと思っていたら、実際に著者の七尾さんが受講生という事は知りませんでした。あとがきのフリー編集者の石坂さんが書かれています。書店のインパクトだけじゃなくて、犯人の展開とかでも驚いたので、続編があるなら読んでみたいです。あとがきまでちゃんと読めて、良かったと思います!
    人によっては合わないかもしれませんが、私は好きな文章でした。

  • おもしろかったと言えばおもしろかったけど、店長のキャラ設定に意味がなくて笑える。
    あと、ベルサイユ書房の店員で名前出てくるの4人しかいないから、それで全員なのかと思ったら、それ以上にもっとたくさんバイトとかいるみたいで、え? あれ? てなった。

    てか、ノブエの話、あれで終わりなの?
    次巻でまた出てくるのかな。

  • 神保町のことに詳しかったらもっと楽しめたな、と少し悔しく思う。作品自体は面白かったです。日常ミステリだと思い込んでいたら、刑事事件発生。カリスマポップ職人である美月さんの感の良さには驚き。ミステリ作家ならではの研介の発想も悪くなかった。キャラの濃さでは剣崎さんが断トツかな。剣崎さんが登場する度にニヤニヤしてしまいました。また、実際に存在する作家さんや作品の名前を少し変えて話に出しているところがお気に入りです。

  • 神保町の書店が物語の舞台。個性豊かな登場人物や神保町ならではの古書やカレーの話なども出てきます。

    私も本が好きで書店に立ち寄ることが多いですが、ポップに惹かれて手に取ることも多いので、本書の中で書店さんのオリジナルのポップがいろんな人たちのご縁を結ぶきっかけになっているのも面白かったです。

  • 男装の麗人の店長とカリスマポップ職人のいるベルサイユ書房にバイトとして入った、ミステリー作家を目指す研介。そのベルサイユ書房で起こる事件の数々にポップが重要な役割をする。本を巡って起こる事件の数々はバリエーション豊富でとても楽しめた。店員だけでなく客のキャラクターも良く、ミステリー小説で勉強している現役刑事・津田がお気に入り。神保町が舞台で、実在の店も出てくる。一度は行ってみたい神保町!研介、ミステリー作家を目指す割に鈍すぎないか?と思うがそこはご愛敬。
    続編もぜひ、読んでみたい。

  • 本屋さんで起きる事件。バイトくん達が解決していく話

  • 個人的にはあまり読んだことがないタイプの小説だった。
    次々と事件が起こり、一応それなりの解決はみるんだけど
    まだまだ疑問は残るというか、裏があるんじゃないかと思わされる。
    特に杳として知れない殺人鬼の行方は非常に気になる。

    続くのかなぁ。

  • 面白い。
    キャラも好きだし、書店の周りで事件が起きていったり、他の作品に出てくる人が出てきたりして楽しい。
    続編が楽しみ。

  • 自己流分類でラノベに... しにくい!前に読んだシリーズはお手軽だったのに。落差についていけてません。作者さん歯医者さんと聞いているけど書店員のお仕事にも詳しく、ここもついていけません!w

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著者プロフィール

1969年、静岡県生まれ。第8回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉として『死亡フラグが立ちました! 』(宝島社)で2010年デビュー。
他の著書に「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)、「山手線探偵」シリーズ(ポプラ社)、「バリ3探偵 圏内ちゃん」シリーズ(新潮社)など多数。

「2023年 『全裸刑事チャーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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