アトロシティー (光文社文庫)

著者 : 前川裕
  • 光文社 (2015年7月9日発売)
3.32
  • (2)
  • (6)
  • (16)
  • (0)
  • (1)
  • 80人登録
  • 9レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (394ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334769383

アトロシティー (光文社文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  •  ジャーナリスト田島が記事にした「生活保護を受けずに餓死した母娘」と、彼が偶然かかわってしまう「浄水器の悪質な訪問販売」そして、訪問販売絡みの「強盗殺人事件」など・・・最後には田島の娘を巻き込んで、スリルある展開に一気に読ませる。前作『クリーピー』同様、読んでいて飽きさせない面白さ

  • 『クリーピー偽りの隣人』が面白かったのでこれに続き、
    『クリーピースクリーチ』と前川さんの作品は3作品目です。
    生活保護を受けずに餓死してしまった若い母娘の謎から、
    悪質な浄水器訪問販売員、アベック殺人などと
    酷い事件ばかりが出ててきてこれが伏線となりどう展開していくのかが
    意外な展開で複雑になり頭の中が混乱しそうになりました。
    思わず目を反らしたくなるほどの事件ばかりで不快な気分になっていましたが、
    怖い物見たさなのかストーリーが気になりページをめくる手が止まらなかったです。
    著者が教授をした経験もあることから
    学内の事が事細かく書かれているのでリアル感がありました。
    けれどそれぞれの事件に出てくる凶暴な人達は
    あまりにも粗暴で変わった行動をする人が多かったので
    現実感が無かったです。

    ストーリー性としては面白いのですが、
    主人公が舞台になる設定が前回とほぼ同じなので少し面白味に欠けました。
    ラストも何となくすっきりと終わらなく、
    問題が解決していないことがあったので消化不良です。
    事件の合間に恋愛、家族愛なども織り込ませているのですが、
    少し変わった捉え方をしているなとも感じました。

    クリーピーのような影なき不気味さはあまり無かったですが、
    現代に蔓延る恐怖感や明日にでも起こりそうな事件ばかりなので
    危険な匂いが漂うそんな現代が投影されているような作品でした。

  • 【図書館本】母娘の餓死と悪質な訪問販売にをキーワードとする長編ミステリ。この2つを主人公の中高年ジャーナリストがどう関わって2つのキーワードが結びつくのかが見もの。出足は悪質訪問販売の連中とジャーナリストの対峙等緊張感もあり面白かったが、段々勢いがなくなってきて、最後は惰性で終わった感があった。前作「クリーピー」でもあったアメリカで起こった殺人事件の話は、無理に入れた感じがして、鬱陶しかった。(^_^;

  • 2016/06/20

  • デビュー作の「クリスピー」を読み、その怖さに惹かれて、2作目の本書を購入。こちらも一気読みしましたが、クライマックスはやや拍子抜けでした...。

  • 題名は「凶悪」とかいう意味です。こわかったわー。理由のない凶行。それが日常で数々行われている。普通にしかも上手く犯罪を繰り返す犯人。ラスト、小走りになった気もするけど、なんとか終わってよかった。

  • う〜ん。なんとか読破したけど始めの掴みが悪かったせいか前回読んだユリゴコロのインパクトが強すぎたせいか、あまりピンとこなかった。まどろっこしいっていうか。クリーピのほうが不気味さがあって面白かったかも。

  • 150807

  • デビュー第2作。またも恐怖がジワジワと迫り来るミステリー。昨今、テレビや新聞で目にするような事件と特異な人物、人間関係が描かれ、ストーリー展開がなかなか読めない面白さはあるのだが、どうにもスッキリしない読後感だった。その理由は張り巡らされる伏線の全てが納得する形で回収仕切れていない事にあるようだ。

    大学の非常勤講師を務めるジャーナリストの田島は母娘の餓死事件を調査するうちに悪質訪問販売集団の存在を知る。少しずつ闇の世界に足を踏み入れる田島は…

    なかなか面白い滑り出しだったのだが、作品全体としては前作の『クリーピー』の方が面白かった。

    タイトルの『アトロシティー』とは、暴虐、非道、残虐、残虐行為、凶行という意味のようだ。

全9件中 1 - 9件を表示

アトロシティー (光文社文庫)のその他の作品

前川裕の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
湊 かなえ
村田 沙耶香
葉真中 顕
有効な右矢印 無効な右矢印

アトロシティー (光文社文庫)はこんな本です

ツイートする