狐舞: 吉原裏同心(二十三) (光文社文庫 さ 18-60 光文社時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334769758

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  • 藩の意地の張り合いから、剣の競い合いになる
    脱藩した幹次郎まで駆り出す自儘な争い

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    吉原裏同心の神守幹次郎に、かつて出奔した豊後岡藩から復藩の話が舞い込む。突然の話に訝る幹次郎だったが、そんな折り、吉原に出店を持つ呉服屋の主が殺された。探索を続けるや、名門旗本の存在がちらつき、背後には吉原乗っ取りを狙う新たな企てが浮かび上げる。難問山積の幹次郎はかつてない大捕物に豪剣で立ち向かう―。超人気シリーズ、待望の第二十三弾。

    平成27年11月11日~18日

  • 香ばしそうな復藩の話が途中で立ち消えたけど次巻以降への布石なのか?
    帯に史上最大の大捕物って書いている割に、幕閣や市井の分限者が捕まっただけで捕物自体は呆気ないものだった。
    などと、拍子抜けの感が否めないものの、内容は面白かった。薄墨太夫との関係は汀女さんの許可?が降りていよいよ何かが起きるのか。個人的にはこの距離感のまま続いて欲しいけれど、いつかは何らかの結論を出さなければいけないものでもあるので、2人の女性が不幸にならない結末を望みます。

  • このシリーズでは、各巻で必ず複数の事件が平行して展開される。23巻では繁蔵の看病に吉原の住人になったお縫が何者かに暴行を受けたことにはじまる。一方で吉原の客が減り続けるなか、紋日の数を旧に戻そうとすることに頑強に反対する楼主がいて、その者がばくちにのめりこんでいる。それらの事件が幹次郎の活躍ですべて勝たず板年末年始、幹次郎の副題となった「狐舞」で郭内を盛り上げる。そこに薄墨大夫こと嘉門麻の思慕の念が抜き差しならぬところまで来ていた。

  • いつも強い。
    当然続編があるという終わり方。
    待ち行列が長かったので借りるまで時間がかかった。

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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