ようこそ夢屋へ: 南蛮おたね夢料理 (光文社文庫 く 11-10 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334769864

感想・レビュー・書評

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  • 初めての作家さん。

    時代小説で人情物。料理屋が舞台。
    好き要素しかないのに、手放しで「好き」と言えないのはどうしてかと考えると、女性が主人公なのに、なんだか硬くてそのわりに女々しい印象だからだった。

    続きも読みたいとは思うけど積極性にかける。
    (寝ぼけて2巻にレビュー書いていてびっくり!)

  • 倉阪鬼一郎さんの新しいシリーズ「ようこそ夢屋へ」がスタートしました。2015.10発行です。人を治す医者、人を育てる教育者、人の病を治し人を元気にする様々な料理に創意を凝らす料理人・・・! 人にはそれぞれ忘れようにも忘れられない悲しい出来事があるけれど、その哀しさを乗り越えさせてくれるあたたかな料理と、心優しい人情、そして懸命に生きる人々の生き様が描かれています。期待の膨らむシリーズです(^-^)

  • 夢屋の雰囲気が良く、良い性格の人が多い。 温かみがある物語。

  • あまり大きな事件も大きな感情の揺れもなくて淡々とした印象。人物の内面を深く描いているわけでもないので人の魅力も薄く、話もあっさりし過ぎて特に何も無いので物足りない感じ。

  • 再読 2022/2/5

  • 被災からの日常

  • 江戸末期、安政の大地震の翌年。芝の伊皿子坂の飯屋が舞台。ガラスープやらオムレツやらに奮闘。淡く明るいトーンなんで、ハッピーエンドかと思ったら…。
    飯屋の主人が佐久間象山の弟子だったり、常連客に小田野直武の孫がいたりが変わり種。にしても、甘藍ことキャベツに阿蘭陀三つ葉ことセロリ、赤茄子ことトマトの栽培。この頃に始まったのね〜。

  • 南蛮の食材を、思考錯誤して料理する。今では普通に買える野菜たちも、江戸では見たことのない不思議な野菜だったというのが面白い。軽く読めるし、次巻も読もうかな。

  • 亡くなった娘の名を屋号にした料理屋の「夢屋」.みんなを元気にする料理を工夫するところが面白いのだが,私たちにはおなじみの野菜でもどう扱っていいのか分からないのが気の毒で,あんまり美味しそうではないのが残念.

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著者プロフィール

1960年、三重県生まれ。
早稲田大学在学中に幻想文学会に参加、分科会の幻想短歌会を主宰。
1987年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でささやかにデビュー。
1989年、第一歌集『日蝕の鷹、月蝕の蛇』(同上)を刊行。
平成とともに俳句に転向、「豈」同人。句集に『アンドロイド情歌』『悪魔の句集』『怪奇館』など。俳句関連書に『怖い俳句』『元気が出る俳句』『猫俳句パラダイス』などがある。
1998年より専業作家。ホラー、ミステリー、幻想小説など多彩な作品を発表。近年は時代小説の文庫書き下ろしを多く手がけ、オリジナル著書数は130冊を超える。
趣味はマラソン、トライアスロン、囲碁・将棋、油絵、鉄道など。

ホームページ「weird world 3 倉阪鬼一郎の怪しい世界」
http://krany.jugem.jp/

「2017年 『世界の終わり/始まり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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