- Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334772345
感想・レビュー・書評
-
期待値が低かったせいか 思ったより面白かった。ちょうど似たようなドラマ見たあとだったし。続編もあるらしいので それも読みたいなぁ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
桐野夏生氏。久しぶりに読む。私が読書の世界に浸るようになったのは桐野夏生作品に出会ったからだ。
全ての作品を読んでいる。今回は湾岸エリアのタワマンの住人たちの話だ。
くだらない見栄やマウンティング、嘘、裏切り。。。人間は愚かだ。
桐野氏は今回もこれら人間の弱さ、強さ、愛おしさ、愚かさ、温かさをするどく表現してくれている。今作は珍しく軽めの内容でまとめられている -
社宅団地のママ友集団の中でも、こんな感じでしたね。どこでも同じだな。ママ友なんて「友」なんかじゃない!子どものためにひたすら我慢して付き合ってた自分自身を重ねながら読んでいました。
最後は綺麗にまとめてありましたね。 -
タワーマンションにも名門幼稚園にも、いわゆるセレブな暮らしに全く興味がもてないせいか、主人公の気持ちが全然わからなかった。こういう人大嫌いって思って読んでた。だけどだんだん事情がわかってきて少しずつ寄り添えるようになってきた。
大嫌いな友達だったけどずっと話し聴いてたら親身になれて助けたくなったって感じ。
だけど最後までタワーマンションは捨てないんだね。そこはびっくり。
セレブというよりおしゃれにセンス良く暮らしたい!みたいな女性が読む雑誌に連載してたって知って、戦ってるなーって思いました!
2016/10/14 -
一見女の幸せを手にしたようにみえる、タワマンに住むセレブ?ママ友たちの物語。VERYに連載されていたというのがイメージのど真ん中すぎた。主人公たちが抱えている悩みや、幸せになりたいという想いは、実際多くの女性の共感を得るものだと思う。個人的にはラスト近くまで主人公を好きになれず、イライラしてしまった。登場人物は専業主婦ばかりなので、働くママたちが読むと全然違う視点になって面白そう。
-
あるよねーこの女性の「強調社会」。
一寸先は闇にも光にもなるから、波に揺られて流されるのではなく、波に乗れるような目線を持たなくっちゃ。 -
結局、ハピネスを手にしたのは誰?
ママ友達から羨まれることもないパート仕事に就いて「身の丈にあった生活ぶりを周りにさらけ出す勇気」を身につけた有紗であったことが面白い。
桐野夏生がVERY読者に警笛を鳴らした風刺小説のように思う。
本音を見せない仲良しごっこ。。。
ママ友の世界に限らないことではあるが
親の階級に比例した子供達の上下関係が読んでいて辛かった。 -
マウンティング主婦の話って聞いたから
もっともっとドロドロしたのを
期待してたけど。笑
それなりに救いの内容だったから
あんまりえぐられなくて逆に良かったかも♡笑
私は高層マンションじゃなくて
田舎の一軒家の方がいいなー。笑 -
タワマンに住む格差ママ友たちの(想像通りの)ドロドロした世界。桐野夏生にしては珍しく、主要キャラが全員普通。皆さま多少なりとも劣等感・被害妄想を抱えつつ対外的には生活を「盛って」おられることとお慶び申しあげますが、これがVERYの人気連載だったという事実が、何かぶっ壊れた世の中を象徴してるなあ、と。僕は地震が怖いのと土地勘ゼロなのでタワマンには一生住みません。
-
ママ友同士の関係について
女同士ってこんなとこあるかなと思わせる話でした。
ここまですごいのかなとは思いましたが・・・。
主婦が働くことが恥ずかしいとは意外です。
周りを見たら,働いてない方が少ないし
そっちの方が「どうして?」って言われるような
環境なので。
内容的には面白く,図書館の返却日が迫っていた
こともあり,一気に読みました。
直前に読んだ本が面白かったので
こちらは,まあまあという感じでした。