セブン: 秋葉原から消えた少女 (光文社文庫 あ 39-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334772390

感想・レビュー・書評

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  • また、新たな女性刑事モノに出会えた。

    だが、最近、過去にさまざまな事件で傷を負っていたり、事件で家族を失ったりしている刑事がやたらと多すぎませんか。

    この作品の主人公、文京区本郷M署に勤める如月七(ナナ)もそうなんですね。

    カナダ人の父親と、日本人の母親との間に生まれたハーフ。彫りの深い顔、長い手足、170cmに近い身長とくれば、ああ、きっと「美しすぎる刑事」とか呼ばれるんだろうなと、余計なことを思ってしまう。

    だがどうやら、幼児期にその両親が殺害された模様。
    (まだ、この作品では真相が明らかにされていません)

    その傷のためか、感情を置き忘れたようなところがあるが、一人の親友と、そしてかつての上司の土橋刑事だけは七をもじって「セブン」と呼び、彼女の後押しをする。

    物語の展開もそうだが、誰もが振り返りそうな容姿で、
    ヘビーな過去を持っている割に、キャラが際立ってこない。

    むしろ、相棒となる土橋のほうがいい味出してるし、心に残る。

  • 初めて読んだ作家さん。面白かった。

  • 期待を大きく裏切った作品。

    美貌の女性刑事・如月七を主人公にした警察小説なのだが、ストーリーは平坦で驚くような展開も、美貌の女性刑事という意味も無く…

    文庫書き下ろしのシリーズ第1弾らしいが、続きを読むことは無いだろう。

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著者プロフィール

1959年兵庫県生まれ。関西大学卒業後、コピーライターを経て、98年『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『石の中の蜘蛛』で第56回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。

「2022年 『我が尻よ、高らかに謳え、愛の唄を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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