ぬり壁のむすめ: 九十九字ふしぎ屋 商い中 (光文社文庫 し 44-1 光文社時代小説文庫)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334773540

感想・レビュー・書評

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  • お父さんがぬりかべ!るいちゃんの江戸っ子感!
    幽霊→怖いじゃなくて、生きていようか死んでいようが、その人の人間性。

  • 主人公のるいのまっすぐさや、出てくる幽霊が決して悪者じゃないところがあったかい。好みで言うと、お父さんがおとぼけキャラくらいの方が私は好きかも。

  • 昔「からくり荘の異人たち」シリーズを読んでファンになった霜島先生の時代小説!心がほっこりする優しい読後感は健在だなあ。次巻も読まなきゃ!

  • 幽霊や妖怪が出てくるのはよくあるけど、お父っつぁんがぬりかべというのは斬新だ。読みやすくて面白かった。主人公のるいちゃんが明るくて良い子なので好感が持てる。ぬりかべお父っつぁんとの掛け合いも楽しいし、冬吾さんがツンデレっぽいのも良い。みんな良いキャラだ。
    基本的にはユーモアのある人情もので、楽しく読める。シリーズものなので続きも読みたい。

  •  ブクログでおすすめに出てきたので、読んでみることに。主人公が「るい」、奉公先の主人が「冬吾」おやおや、御宿かわせみ?と、るいと東吾さんの組み合わせを思い出させる。なんだか嬉しくなり、ウキウキしながら読んだ。
     あやかしものが好きなので、楽しく読めた。痛快なフィクションで、ドロドロした感じもなく面白い。登場人物もわかりやすく読みやすい。(京極さんとかのだと、時々、登場人物が複雑で分からなくなってしまう(笑)、でも好き。)これから、続きも読んでみようと思う。

  • 今までであったことのない設定に驚いた。
    ストーリーは先が読める部分も多いが、稀有な設定で味を加えているのでよいかと思う

  • 2020年6月読了。
    15歳ながら幽霊にも動じず、はきはき物を言うるいちゃんがいい。
    冬吾が言うとおり「陽」の気がいっぱいだから、亡者たちの助けになれるのかな。
    お父さんがぬり壁?という設定も面白いです。
    るいと冬吾の掛け合いも微笑ましくて、このシリーズ、最終巻まで読み続けたいです。

  • 霜島ケイさんの新作。小さなころから幽霊が見えて、最近親父が「ぬりかべ」になっちゃったむすめっこが主人公。実にあっけらかんとした明るい娘っこなので、読んでいて楽しく読めます。家なき娘なのに……ぜんぜんかわいそうに見えない(笑)。

  • 子どものころから幽霊とか見えちゃうるいちゃん。
    左官だった父親が、亡くなったらぬり壁になっちゃったとか、もうその設定だけで、好きな展開。

    るいちゃんのキャラが好きすぎる。
    冬吾さんは、ちょっとよく分かりませんが…。

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