流鶯: 吉原裏同心(二十五) (光文社文庫 さ 18-62 光文社時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334773601

感想・レビュー・書評

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  • いつかは薄墨太夫の思いが叶うとは思ってはいたが、このような形でとは・・・ありなのだろうか?

  • L

    超個人的な感想で失礼。
    だんだんだんだん面白くなくなっていると思うのは私だけなのか。私だけですよね、失礼。
    吉原の内も外も事件も起こし尽くしたか。
    身内にもいっぱい事件起こしたしね。
    もういいよ、幹どのは麻と一緒になって汀女さんにはほかにいい男を見繕ってさ。汀女さんは自立してるんだから一緒にいる理由がもはや見つからない・・・。
    ってそういう目線で読んでるから面白くないだけかw
    女吉原裏同心、スパイスになってた?
    ねぇ、なってたの??
    やっぱり目的のない長期シリーズモノが陥る末路じゃないの?人気シリーズに限ってそんなことないか・・・。
    ここまできたら次巻も読んじゃうけど。

    2017.3月追記
    まさかの新章スタート?あらーとやっぱり!が交錯する複雑な気分。あっち読むかな。読まないかもな。

  • ようやく図書館から回ってきたので。

    伊勢亀のご隠居が亡くなるくだりには
    ほろっと来たんだけれども
    結局薄墨太夫を吉原から出して
    幹次郎と…‥という展開のために
    作者がご隠居を利用したのだろうか?
    と思ってしまう。

    薄墨と幹次郎、汀女の三角関係に
    作者や男性読者は萌えているのかもしれないけれど
    女性読者の一部(特に既婚女性)は
    幹次郎が長年汀女に対して誠実だっただけに
    うーんと思ってしまうのでは?

    展開の仕方によっては
    平岩弓枝さんの御宿かわせみの時のようなもやもや感に似たものを
    おぼえてしまうかも。

  • 吉原裏同心25~目黒の道場の娘が四郎兵衛を頼って来て女同心になると願って受け入れられた。薄墨の客であった札差し行司が死の床に就いて、薄墨を落籍し、次の行司争いに倅が巻き込まれない用心を幹次郎に願った。薄墨は幹次郎と汀女の家に引き取られたが、札差しの49日に…~作者の願望か何か知らないけど、みんな出来過ぎで、横恋慕した長崎奉行勤めの旗本の用人に同情する

  • 2016年10月光文社文庫刊。書下ろし。シリーズ25作め。意味深な終り方で、やきもきしますが、硬派の幹次郎なので、手堅く進むんだろうなと思います。佐伯さん、煽り過ぎです。

  • 余りの急展開に頭の固い私はついていけず。
    柘榴の家での三人同居そして、最後の頁は
    幹次郎と麻の長い一夜で終わってしまう・・。
    運命の次巻は読むのが怖いです!

  • えーっ!一緒に住むですと!?

    と思ってしまった。

  • ついに薄墨太夫が加門麻に戻る日がやって来た。
    伊勢亀半右衛門の病状を知った時に感じた予感通りになりました。半右衛門氏の生き様は、まさに江戸の粋を体現するものだと思う。
    さて、恐らく永年の想いを叶えた麻さんはこれからどうするのだろう。このまま柘榴の家に住み続けるのはまさあまりに不思議な関係なので、また新たな潔い決意が見られるのだろうか。

  • 第25巻は「流鶯」というサブタイトルだが、私の見かたでは第7巻の「炎上」以来育まれてきた薄墨大夫の幹次郎に対する思慕の念が叶えられる「決着」という副題が合っているように思う。そしてそれをもたらしたのが伊勢亀隠居の半右衛門であり、令によって並行して展開する事件?が玉藻と料理人正三郎の成り行きだろう。また、薄墨大夫こと加門麻の切ない思いを遂げられるのは汀女の寛容と己の過去か大きく寄与している。

  • この先どうなるのか?
    26巻はいつ発売?

    24巻を読んだら25巻もということで図書館で借りた。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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